いつも大勢の客で賑わう
北欧フィンランドナンバーワンカフェチェーンの『ロバーツコーヒー/ROBERT’S COFFEE』麻布十番店ですが、僕自身『スタバ』も含め、コーヒーというかお茶すること自体にあまり興味がないものですから、未だ一度も中に入ったことがなかったんですが、
軽食類も結構なメニュー数があるようなので、グラの散歩ついでに初潜入〜!!
何気にパスタからピッツァ、グラタンまである豊富なフードメニューの中で、一際目に入った8種類ほど用意されているサンドイッチの
「フィッシュフライサンドイッチ」(¥1080)を頼んでみたら、まぁコンビニのサンドイッチの方がまだマシかといったレベルにがっかり…正直半額の¥500でも十分なぐらいのクオリティーでしたので、
ここは助っ人グラ姫の登場〜笑。
彼女からしたらこのトーストしたパンは最高のご褒美なはずですので、やはり美味しいと思える人(?)が食べるのが一番!!
まぁとりあえず今後この店ではドリンクのみのオーダーにした方がいいということがわかっただけでも収穫だったかな…苦笑。
この日のディナーは、前回に引き続き Hawaiiでお世話になったリッチなマダムと、今回はそのご主人様もお連れしての
青山一丁目に移転し、ますます勢力を拡大する『Trattoria Siciliana Don Ciccio』 。
オープンと同時の17:30に予約をしたんですが、先方には間違って18:00と伝えてしまい、しばしスプマンテタイムで時間潰し。
この気合の入ったメニューも昔から何も変わりませんね〜。
18:00からいきなり大勢の予約のお客様方がどどど〜んと流れ込んできたので、少々お店サイドがテンパるんじゃないかと心配しつつも、
とりあえずいつもの「太陽をいっぱい浴びたシャルドネ」で名高い 『CUSUMANO jale』を開け、
メニューをチョイス…この左手の定番メニューはまだしも、
右手の「本日のスペシャル」の方は非常にわかりにくいというか読みにくいので、慣れなていないとオーダーするのに少々時間がかかってしまうんですよね…😅。
この日オーダーしたアペタイザー(前菜)は、
マダムの大好物「生ハム」に
シチリア定番のアンティパスト「パルミジャーナ・ディ・メランザーネ」…これって熱々のが出てくるのかと思ってたら、
まさかの冷製。
そして次の「ドイツ産ホワイトアスパラガスのミモザ風」も
まさかまさかの冷製…実はこの3種類の前菜が出てくるまでが、すでにだいぶ時間がかかっていた上に、思いもよらぬ すぐに出せるはずの冷製ということで、「おいおい、それならさらにもっと早く出してきてもいいんじゃない?」といったクレームが頭をよぎったと同時に、マダムのご主人様の顔にも「随分と遅いね。」と書いてあったので、僕の額にもじんわりと汗が…💦💦💦。
実はこの前にパンが出て来たところで、ご主人様が「バターとオリーブオイルをちょうだい。」と頼んでから 全く出てこなかったという伏線があったもんですから、この時点で少々イライラ気味だったのかもしれませんが、
ようやく出てきた温かい前菜「本日のフリット盛り合わせ」がとても美味しかたので 多少挽回…苦笑。
2本目の白ワインは穏やかな樽の香りや優しい果実味とミネラル感が豊富なスッキリドライのピエモンテ州「Dante Rivetti La Valletta Piemonte Chardonnay(ダンテ・リヴェッティ ラ・ヴァレッタ)」。
ご主人様が大好きだというパスタは、
定番のシチリア名物「イワシとウイキョウのカサレッチェ」に
「淡路の新玉ねぎ、アンチョビ、ペコリーノチーズのスパゲットーニ」、
「富山産白エビとコンツァ、辛いトマトソースの黒いタリオリーニ」の3種と、味の方は申し分なく美味しかったんですが、これまた全くテンポ良くテーブルには現れず、再び不穏な雰囲気に…汗。
メインの「カジキマグロの溶岩焼き、ミニトマト、アーモンド、ボッタルガ」も同じく味は完璧 でしたが、やはり出てくるのが遅く、なぜかこの日に限って、いつもは気の利くサービスが売りでもある『ドンチッチョ』が、いくらバースデーの組が3組も4組も入ってたとはいえ、ここまで何もかもの接客がダメダメとは…それも良く考えたら、正直僕らのテーブルだけが遅く、もう周りを見たら 同じ18:00から食べ始めた一回り目のお客ではなく、なんと二回り目のお客さんがお会計をしている始末…つまり他のお客さまたちは普通に喜んで帰られたみたいなんですが、なぜかうちのテーブルだけがどんどんと後回しになってるってことですよね?
せめて出てこないなら出てこないなりに、いつものように明るく元気に声をかけてくれるとか、サービスで何か出してくるとかしてくれりゃあまだしも、何もなしでひたすら他のテーブルの接客に大忙しじゃ、それじゃこっちだってさすがに気分も悪くなるよね。
さらにやめときゃいいのにドルチェ(カプリ風チョコレートケーキ)とお茶まで頼んじゃったから、もうハーブティーなんて「もうキャンセルして!」と言ったほど全く出てこなく、普通ならサービスで出してくる「レモンチェッロ」や「グラッパ」もなしということで、これってやっぱ僕が店に嫌われてるとしか思えない気になってきちゃいましたよ…涙。
さらに極め付けがお会計を頼んでから それすらも全く持ってこず、ついにご主人様の堪忍袋が切れ、大量の札束をテーブルに投げ出し「もうこれでいいだろう!帰るよ!!💢」と席を立とうとしたからさぁ大変。
一応最後はなんとかご主人様がカードで支払いは済ませましたが、店を出たところでオーナーシェフの石川勉氏が何も知らず、笑顔で表までお見送りに出て来たところで、「店に入ってから4時間半だよ4時間半!! ちょっと君、失礼じゃないか!!」といきなりお叱りの言葉をまともに受けたもんですから、さすがの大人気シェフもたじたじに…汗。
まぁ僕の方も予約の時点で「大層な重鎮の方をお連れするので粗相のないようにね。」と、もっとしっかりと勉ちゃんサイドにインフォメーションしとけばよかったなと 反省はしましたが、とはいえ、おそらく勉ちゃんのせいではなく完全にフロア担当のミスかとは思いつつも、僕的にもここまで酷い扱いをされたのも初めてだったもんですから、今後この緩んだスタッフ指導をしっかりとやってもらわないと、こんだけ高い金額を出して食べに行ってるわけですから 行きづらくなちゃいますよね〜😭。
「どうせカズさんなら ダラダラ飲んでるだろうし、先に他のテーブルを回してしまおう。」とでも思われたのか、まっ、僕だけなら「ちょっとちょっと!!」と笑い話で終わるとこなんですが、ハワイの重鎮たちをお連れした手前、そこで顔に泥を塗られると 僕の方もただ笑ってヘラヘラしているわけにもいかず、シェフに「もう〜勘弁してよ〜!」と怒りを表にしてしまい、まぁこの晩は焦りと共に疲れきった一夜となりました…😂。
でもまぁたまたまだったんだろうし、もし今後再びこんなことがあるとしても、おそらく僕だけだと思うので(笑)、みなさま…『Don Ciccio』ほど本番シチリアをそのまま再現した 活気ある美味しいリストランテは他には存在しませんので、是非今まで以上に通っていただけることを心から祈ります…😌。
というわけで、30年来の友人でもある親愛なる石川勉シェフ…また近々すぐにでも図々しく伺いますので、次回こそは美味しくて楽しい時間が過ごせますよう、何卒よろしく頼みます…😋。