この日は2ヶ月に一回予約を入れている、原宿にある
『神宮の杜クリニック』での血液検査の日…本当は先月の頭だったんですが、母の死去に伴い動転し、予約をすっぽかしてしまったもんで、少し前回から時間がたってしまいましたが、昨年行ったここの病院での内視鏡検査で食道がんが見つかりましたので、とにかく鈴木武志院長には多大な信頼を置いているわけであります。
検査結果はよほど急を要する事態でない限り次回の11月での検査の時に説明しますとのことで、とりあえずそこまでの痛風防止薬だけを処方していただき、この後数件の衣装返却に行く予定なんですが、なんせまだ10:00を少し回ったばかりで時間が余りまくっていたので、
クリニックを出た目の前が入り口の、もはや未知の世界である「竹下通り」を、学生時代以来ぶりに少し探索しちゃいましたよ〜そしたら朝も早よから
案外いい歳の大人の外国人の方がたくさん観光に訪れていて、実に意外だったなぁ…😅。
その後、原宿 & 西新宿と返却を終え、向かった先は
恵比寿駅西口近くにある昭和な商店街『えびすストア』…ここに入っている
2013年にオープンした『恵比寿 時計修理工房』は
とにかく電池交換が異常に安い上に、一瞬でその場でやってくれるので、とても重宝しているわけですが、この前『ジャガー・ルクルト』の電池交換に伺ったら、このメーカーのだけは非常に難しく、工場で時間をかけてやらないといけないとのことでお願いしたら、電池どころか油切れや汚れも含め、早急にオーバーホールが必要とのことで、結局は約1ヶ月近く預けることになり、それをようやくこの日取りに来たというわけ。
ところが11:30にオープンなところ、もう11:00前には到着してしまったもんですから、
前々から気になっていた、同じ『えびすストア』内にある『Ebis Banh Mi Bakery(エビスバインミーベーカリー)』に立ち寄り、
その魅力的すぎるメニューの中から
「豚肉レモングラス焼きバインミー」のパクチー抜きをオーダー…
それを愛車「Tesla」の車内で「Netflix」の人気ドラマ「ペントハウス」(なんと42話!!)を見ながらかぶりついたんですが、まぁ今では珍しいベトナム本来の製パンにこだわった独特のサクサク感と薄皮でパリッとした食感がたまらなくウマかったなぁ〜!!
次回は「チキンサテー焼きバイミン」に挑戦しようと心に決めながら、全くのノーストレスで30分ほど車内で時間を潰し、
ようやく時計をピックアップ完了〜なんかやたらとピッカピカで新品に戻ったような出来上がりにとても満足しております。。。
夜はずっと前から行きたかった
上野の洋食店『上野洋食遠山』の遠山忠芳シェフが西麻布に出した『洋食ビストロTOYAMA』にお誕生日のお祝いに招待していただきました。
上野のお店には一度だけ伺わせていただき、美味しい洋食はもちろんのこと、そのホスピタリティの素晴らしさにも感動したのを覚えておりますが、こちらのお店は遠山氏が生まれ育った熊本を中心とした九州の旬の食材を使用し、完全ワンオペでお客様のご要望を直接お伺いしながら、その場で調理をするという贅沢なシステムな上に、すでに昨年「ビブグルマン」も獲得してるというわけですから、そりゃ黙っていても期待はどんどん膨らむばかりであります。
ワインラバーも集まるワインの品揃えも売りとのことでリストを見てみると、珍しく日本産のワインが非常に豊富なのは驚きましたが、全体的にとてもお値段が高く、ここだけはちょっとがっかりかな…基本「ビストロ」とはいえあくまでも「洋食」なので、食事のメニューが非常に親しみやすいお値段なのに比べ、ワインが最低でも¥7〜8000からというのはちょっとバランスが悪いかも。
シェフに樽香の効いた重めな白ワインはありますかと聞くと、やはり日本の銘柄をお薦めしてきたのはいいんですが、お値段が¥20000を超える金額でしたので諦め、
この店ではリーズナブルに入るジャンルのシャルドネではありますが、意外に樽熟成されている「Le Chardonnay Barrique Gourgazaud」(¥8000)をオーダー…これが思わぬ大ヒットな味でして、この店に来たらこれで十分かと思います。
肝心なお料理の方はと申しますと、洋食というとやはり前菜よりもメインの方に食べたいものが集中しておりますんで、いつもそこから逆算して選んでいくことになるわけですが、まず最初にオーダーしたのは
「有機キャベツのマリネサラダ」(¥800)…シンプルですがとても後を引く絶品の美味さ。
次に出てきたのは、絶対に間違いなしの「洋食屋さんのオニオングラタンスープ」…これは今までいただいてきた「オニオングラタン」より だいぶ味付けがしっかりと濃厚なお味で、一杯で相当満足度の高い逸品。
三皿目は熊本県上天草市姫戸町直送の幻の地鶏「天草大王」を使用した「大王のチキンカツ」(¥2600)…本来はデミグラソースが添えられるわけですが、メインの「ハンバーグ」が同じデミグラということで、わがままを言って「チキン南蛮」用の「タルタルソース」を添えていただきました。
ただ一般的に九州の「タルタル」って、「醤油」と同じく甘いものが多いので、そこだけがとても心配でしたが、しっかり「海老フライ」等にも合う高級洋食店の「タルタル」でしたので「チキンカツ」との相性も抜群!!
「地鶏のカツ」ってもしかしたら初めて口にしましたが、弾力がやたらと凄くて、これはワインのお供にも最高〜!!
四皿目は「じゃがいもとニンニクのクリームグラタン」(¥2200)…もっとじゃがいもがピューレ状になっていて食べやすいのかと思ってましたが、薄くスライスしたしっかりそのまんまのじゃがいもがぎっしりと中に敷かれていたので、正直これを全部食べてしまうとお腹いっぱいでラストのハンバーグが美味しくいただけなくなる可能性が高いのではと、渋々少々抑え気味に…苦笑。
そしてようやくお待ちかねのメイン料理「洋食遠山の特製デミグラスハンバーグ マッシュポテト添え200g」(¥3000)の登場〜!!
ときたらやはり赤ワインで口を濯がないと、より美味しくいただけませんなということで、
いかにもボルドーらしい「Cuvelier & Fils Bordeaux Rouge」をグラスで一杯だけ…これがまためちゃくちゃ大量に注いでくれるもんですから、おそらく二杯分ぐらい飲んだ気分でテンションも急激に上昇〜!!
ジューシーで肉汁たっぷりというよりかは、もう全てが肉肉しくギュギュッと詰まってる感じで、ほぼほぼ黒に近い見た目の超高級感溢れるデミグラスソースと相まって、いかにも大人なハンバーグといった食べ応えでして、これはさすがにめちゃウマだわ〜!!
ただ残念なのはまさかまさかの「ライス」がメニューに存在していないという、洋食屋さんとしては信じられない事実がこの時判明…涙。
「カレーライス」や「オムライス」が存在するので、あって当然かと思ってましたが、それらは「サフランライス」や「ケチャップライス」としてすでに作り置きしてあるらしく、あくまでも普通の「白飯」はないとのことで、自動的に思わぬ炭水化物抜きにこの日も成功…苦笑。
正直お腹が一杯すぎて全くノープロブレムだったからいいんですが、もし食べ盛りの子供たちでもいたらそのショックは相当なものではないかと…あっ! でもだからこそ「フランス料理の技法を生かした『大人の洋食』が味わえる隠れ家」とシェフ自らが言ってるんでしょうね〜。
子供が喜ぶ普通の洋食屋と勘違いするなよということかな…😅。
というわけで、まだまだ食べてみたいものがたくさんありますので、そこはNEXT TIMEに期待をしつつ、白金で再スタートした庶民派代表の洋食の名店『EDOYA』とはまた違ったスタンスの、まぁちょっぴり敷居の高い雰囲気もありますが、
シェフの温かい笑顔も魅力的な 洗練された大人のための洋食ビストロ『TOYAMA』…次回は確実に炭水化物を摂取できる「カレーライス」か「オムライス」から逆算してメニューを決めたいと思います。。。😌