先月天に召された母親の一件で、兄の家族たちや親戚夫婦と食事をすることになったんですが、珍しく兄からどうしても行きたいとリクエストがあったのが、
「ニラそば」でお馴染みの『高級中国名菜 皇麺 登龍』麻布十番店。
まぁ高級中華とはいえ、『登龍』と言えば、ほとんどの方がお好きな麺を抱え喰いでいただくだけか、頼んでもプラス「焼き餃子」ぐらいで終わることが多いかと思いますが、今回は人数も多いので、僕ももしかした初めてかもしれない試みで、気持ち普通のチャイニーズに来たようなオーダーをしてみようかと思います。
元々どこかのクラブの呼び込みっぽい、ある意味艶のある黒服のような店員さんが多いこの店ですが、久しぶりに伺ったらみんなもの凄く老けていてびっくりしたなぁ…まぁ僕も人のことは言えませんが…😅。
兄たちはとりあえずの「生ビール」でスタートで、
僕は最初から「紹興酒」を…でも案の定、庶民的な紹興酒はメニューには存在しておりませんでしたね…苦笑。
軽い前菜代わりに
「春巻き」(5本¥2400)、
「焼き餃子」(5個¥2300)らをつまみながら、亡き母の思い出話しに花を咲かせていると、続々とすぐに中華の定番メニューが円卓の上に登場…。
まずは昔 よくここのランチ定食や出前のお弁当で食べた「青椒肉絲」(中¥4500)…ただしそのランチセットも、僕がよくオーダーしていた頃は、まぁそれでも高いですが確か¥2500以下だった気がするんですが、今現在は¥3200〜ということで、お昼になかなかそんな金額ではもう頼めなくなってしまいましたね…😅。
次の出てきたのは「空芯菜炒め」(中¥4500)…「青椒肉絲」もそうなんですが、『登龍』は細切り系のサイズ感がパーフェクト。
「空芯菜」ですら、程よい細さにカットされているから 実に食べやすいし、ガーリックがやたらと効いていて大満足であります。
そしてオフクロの大好物でもあった「小エビのチリソース煮」(中 ¥6300)…これも昔スタジオにお弁当を出前してよく食べましたが、「これぞエビチリ!!」といった基本中の基本の味で、大人から子供まで愛される安定の逸品。
こんな高級中華を撮影の合間に出前を取り、普通に食べていたわけですから、やはり僕らが全盛だった頃の雑誌社って、経費使いまくりで凄かったよね〜いやいや随分と長い間、とても楽しい時間を過ごさせていただきました😌。
もう少しお料理の方を頼んで、麺類はシェアというのが本来のチャイニーズでのスタイルですが、やはりみんなどうしても麺は抱え喰いしたいというので(笑)、
「タンタン麺」(¥2200)派の方と
「ニラそば」(¥2200)派の方、それぞれ一人一杯づつ、思う存分堪能させてもらいました。
言うまでもなく、もちろん僕は「ニラそば」…昔は毎日のように二日酔いだったので、翌る日に食べたいものは決まってこの「ニラそば」だったんですが、二日酔いが一切なくなった今では、あまり食べに来なくなったものの、僕の愛する麺ランキング1位なのは変わりありませんので、やっぱ相変わらずめちゃウマい!!
でも滅多に来なくなった理由を二日酔いのせいにしてますが、最初は多分¥1100だった「ニラそば」が、あれよあれよと言う間に、その倍の¥2200まで値上がってしまったことが、一番の理由であることはみなさまもお気づきですよね…涙。
そんなお値段が高い高いと言われる『登龍』ですが、今回大人数でこんな感じに通常の中華を食べに行く感覚で頼んでみて、結果割ってみると、一人¥7〜8000と案外リーズナブルなのが判明…なので つまり、麺だけをオーダーする町中華的な使い方をすると高く感じるけど、普通の高級中華料理店だと思えば安いというわけですから、今後は何人か友人を誘いつつ、麺だけでなく他のお料理も一緒に食べに行くのもいいかもしれませんね。
でもまぁどうしても「ニラそば」が食べたい日もありますから、あまりお金のことは気にせず、欲望を優先する方が大切なのは当然でありますが…😅。