毎朝 2階の寝室から3階のHawaiian Roomにやってきて、天気が良ければすぐさま
自分専用のマットがたくさん敷かれた窓際で 長〜く寝そべり、
日向ぼっこに興ずるのが大好きなグラ姫…笑。
ポカポカしすぎて熱くなってくると今度は
神出鬼没に
振り向くたびにポジションを変え(笑)、
どんどんパパに近づいて遊ぼうとけしかけてくるから可愛すぎます…🤣。
本日はちょうど恵比寿にあるプレスルーム二箇所でアポイントが入っていたので
渋谷橋から恵比寿駅のガードレールに向かった手前左手に 50年以上前から存在する『えびすストア』に立ち寄ることに…。
建物内に鮮魚店があるために、入るやいなや生臭い匂いが充満している、この 大都会のど真ん中とは思えないほど 超シャビーで閑散としているレトロ商店街…
しかし、ここには『恵比寿時計修理工房』という、泣く子も黙る、主に時計のオーバーホールを中心に営業している時計修理店がありまして、メンテナンスのみならず 時計やベルトの販売もしておるんですが、何が一番素晴らしいかというと、何と言っても時計の電池交換を一瞬でしてくれるところ!!
気がつけば 安物ながらも、思い出が詰まった3本の腕時計が動かなくなっていたので、いっぺんに出したら わずか20分ぐらいの時間で電池交換完了〜!!
せっかくだからその3本もご紹介すると
僕が30代の頃にクリエイティブディレクターをしていて、 今は日本からは撤退してしまったローマのジュエリーブランド『VAID』の時計は、珍しいダークブラウンのフェイスに8つものダイヤがちりばめられた、なんとわたくしデザインによるレアな一本…イエローに近いライトキャメルのクロコベルトも当時は話題になりました。
ご存知『ジャガールクルト レベルソ』は、実は僕がまだ20代の頃だったかなぁ…当時 気がつくとヨーロッパ出張に出かけていた印象が強い、昨年末 無念にも急逝されてしまった、恩人でもある元『FIGO』社長の故 佐藤陽一氏に頼んで、確かParisで買ってきてもらったものでありまして、同じ『レベルソ』でも普通はフェイス中心部は四角いんですが、僕のはなんと丸いデザインで、 聞くところによると これまただいぶレアなものとのこと。
ベルトはパープルのオーストリッチで、ここでもわずかながらに遊び心を大切にしております。。。
そして最後の1本は「シャツやネクタイをコーディネートするように、腕時計もリストウェアとして、ライフスタイルやその日の気分に合わせて選べたら…。」をテーマに、時計とストラップを誰でも簡単にカスタマイズでき、かつ超リーズナブルな時計『Knot』…なんとものによってはわずか1万円台から提供されるメイドインジャパンの時計ですが、そのクオリティは日本各地の伝統工芸や技術が取り入れられた、まさにお墨付きの上に、何と言っても1500種類以上の中から自分だけのオリジナリティーなひとつを選べるわけですから失礼ないよね〜この薄くて軽いダークブラウンフェイスにホワイトレザーのものは、常夏の島 Hawaiiでのバカンスを始め、灼熱地獄の真夏の日本でもとても便利で重宝しております。
と、まぁ今のリッチ層が追いかけ続ける数千万円もするロボットのような Big Sizeの時計からは吹けば飛ぶような代物ですが、僕にとっては大事な大事な思い出がたくさん詰まった宝物…。
それをどれも一律わずか¥1000均一で電池交換してくれちゃうわけですから、『恵比寿時計修理工房』には足を向けて眠ることはできません…笑。
夜は急遽決まった恒例『オヤジの会』で、
久々の六本木ヒルズ『Il Brio(イルブリオ)』…僕がスタッフコスチュームをやっていた頃より インテリアもだいぶ色気を増し、ますます順調な『THE 東京』とも言えるイタリアンであります。
いつもの「Marramiero Punta di Colle 2015(マラミエーロ プンタディ・コーレ 2015 」を開けつつ
ワゴンでサーブされる前菜の数々を お客自らチョイスする この店の名物スタイルは、もちろん『CHIANTI』を見習ったもの…なんてったってここのマネージャーやシェフはバリバリその『CHIANTI』出身ですからね〜。
今の時期が旬のこの「ズワイ蟹」のなんちゃらっていうひと品はだいぶヒットだったなぁ…。
あとはいつもの「真蛸のマリネ」と
「イワシの香草焼き」…これまたご存知『CHAINTI』の元祖名物アペタイザーの一つであります。
この日の議題は「今年のファッション業界の流れ」というつまらない話は置いといて、「自分たちがこれからやるべきこと」。。。
この歳になりますと、もう正直服の流行がどうのとか あそこのブランドの今シーズンの傾向がどうの等といったことをわかったような顔をして語り、実はタイアップだけを狙って 自分たちの私利私欲な売り上げだけを気にし続ける「似非ファッショニスタ」だけがいつまでもチヤホヤされるこの業界はもうどうでもよく、それよりもそんなことをしている人たちの言ってることが最高だと勘違いしている素直な受け手たちを救わないと日本の未来はないんじゃないかと、僕らが 昔の諸先輩たちのような『真の本物』というものを発信していかないといけないのではといった 壮大な夢を大いに語り合いました。
それは『スタイル』を持って生きるということ…それには 人がどう言ってるとか みんなが見ているからとかに流されない 自分だけの『スタイル』を見つけ、ブレない「ライフスタイル」をおくるということが大事になってくるわけで、そこには「衣食住」はもちろん、家族環境や恋愛事情も加わったその人その人の「生き様」というものを、どういつ死んでも悔いのないように過ごすかということが大切なのではないでしょうか?
さすがに半世紀以上生きていると、どこどこCEOたる地位や名誉…そして何十億というお金までを手にしても幸せになれなかった人たちをたくさん見てきました…。
妬みでも僻みでもなく、人間最後はそこじゃないということが気づいた人こそが本当の幸せな何かを掴めるはず…なんかもっともらしい堅い話になってしまいましたが、簡単に言えば、要はこれからの未来を背負った人たちに「本物とは何か?」の答えをしっかりと伝え、最後はかっこよく死んでいきたいよね〜って話です…苦笑。
みんな自分たちの『欲』で精一杯で、僕らが若かった頃にたくさん勉強せてもらった、そういう『お節介な人』(笑)がすっかりいなくなってしまったから、きっといい結果が生まれるような気がいたします。。。
と話はだいぶ逸れましたが、💦 チャチャっといきますと
Primo Piatto は「イカスミのスパゲッティ」、
Secondo Piattoは僕の定番で、やはり『CHIANTI』の隠れた名物料理でもある「仔牛のフローレンス風」、
そしてドルチェはもちろん 一番人気の、大人は黙って「カスタードプリン」…
〆は最高級の「グラッパ」を胃薬がわりに一気飲み…と、この店もメニューがないので、結局はオーダーひとつとるにしても 知識や経験だけが頼り。
つまり いくら流行りのJKに身を包み、ロボットのような腕時計をはめてても、トータルで自分というものを持ってなくては恥ずかしいわけで、こういったところにも その人その人の『スタイル』が大事になってくるわけであります。。。