2019年に『ジョイマークデザイン』50周年を記念して復活した、レインボーマークにハワイ語で虹を意味する【ANUENUE】がトレードマークの伝説のブランド『SUNDAY BEACH』…わたくし 小川カズは そのクリエイティブディレクターに新たに就任するとともに、本日6月20日に 全編ハワイロケを敢行した『SUNDAY BEACH OFFICIAL ONLINESTORE』を開設する運びとなりました。
『ジョイマークデザイン』と言えば、この『サンデービーチ』を皮切りに『ボートハウス』『キャプテンサンタ』等々の Bigブランドや『BLUE TRADITIONAL』という言葉の生みの親であります
代表の下山好誼氏(キャプテン下山)を語らずしては始まらないわけですが、まさにIVY最前線だった 僕が中学生の頃、当時大人気だった、今はなき表参道の『CREW’S(クルーズ)』や『BERKELEY(バークレイ)』を筆頭に、まだ頭角を現したばかりの『BEAMS(ビームス)』や『MIURA & SUN’s (ミウラ&サンズ)』(現 SHIPS(シップス)』らのセレクトショップが追随し 一躍 スウェット(トレーナー)ブームが到来…その中でもダントツで大人気だったのが
キャプテン率いる『BOAT HOUSE』でありまして、青山学院高等部正門前にオープンしたこの小さなSHOPに、なんとその一枚のトレーナーを求めて 行列が表参道交差点まで続いていたという伝説があるぐらい…笑。
僕も例外なく その列に何時間も並んだ一人であるわけですが、その後 僕が高校に入学した頃、目の前に米軍基地が広がる、六本木から西麻布に抜ける星条旗通りに1981年突如現れたアメリカンハウス調のオシャレな建物が 当時のキャプテンの想いをリアルに現実化した『BOAT HOUSE CLUB』…青山で生まれ、幼少から『VAN』の全盛期に育ったわたくしにとって、そのアイビーリーグなどのアメリカ東部の伝統的なお坊っちゃまスタイルに、さらに陽気なUCLAなどアメリカ西海岸のライフスタイルをプラスしたようなキャプテンならではのクリエイティブなセンスは、まさに直球ど真ん中で僕のハートを魅了し、いつも店にいらして、コーヒーを勧めながら 気さくに僕ら学生の話に耳を傾けてくれるキャプテンに会いに、放課後ともなると 毎日のように そのお店に顔を出すようになっていました。
それから40年近くも年月を重ね、すっかり酸いも甘いも知り尽くした年齢に達した(笑)昨年2019年…思いもよらぬ縁でキャプテンと再会し、復活したばかりの『サンデービーチ』に新たな風を吹き込む大事な使命を仰せられることになろうとは、夢にも思っていなかったわけでありますが、まず手始めに 今回 Restartしたこのウェブサイトのディレクションはもちろん、「新型コロナウイルス」によるロックダウン寸前の今年3月頭に強行撮影に挑んだ このブランドの永遠のテーマでもあるHAWAII におけるシューティングロケではスタイリングを始め、
フォトグラファーとして全てのカットを撮影もさせていただきました。
老若男女や国籍の壁もない、誰からも愛される『サンデービーチ』らしく、あえてプロのモデルは使わず、
ハワイの友人を介して知り合った、それぞれ様々な立場で日々笑顔で生き抜く仲間たちに登場していただき、
驚くほどの天候にも恵まれつつ (実は僕がハワイに到着する前の週はずっと雨…さらに帰国した翌日からもずっと雨だったとのこと…笑。)
こんなにも素敵な『絵』を撮ることができました。
今はまだ1977年当時のデザインのみの販売となっておりますが、まもなく新たな「新生サンデービーチ」のデザインもお披露目できることでしょうし、往年のファンのみならずとも、若い世代の方からも目が離せないアットホームなブランドに成長させていく所存でおりますので、今後の『サンデービーチ』に みなさまも大いに期待していてくださいね。
PS:急な無茶振りな依頼にもかかわらず、ロケーションコーディネートやキャスティングを務めてくれた、
ハワイ在住の親友 鶴丸貴敏氏にも感謝…この一連の「コロナ問題」がひと段落したら、また行きつけの『Chez Kenzo』で浴びるほど 深夜まで飲もうね〜。。。