-さぁ〜今宵は 東海岸のヒーローと西海岸の勇者の両者揃い踏み!!-

さぁ〜今宵は 東海岸のヒーローと西海岸の勇者の両者揃い踏み!!

関東地区を襲った台風13号の影響で、一時は土砂降りの雨となった金曜日でしたが、なぜかこういう日に限って朝から衣装リースが何件も重なっており、珍しく昼間からお腹もペコペコ。

だからと言ってどこかに車を置き、ずぶ濡れになってまでランチを取るのも億劫だったもんですから、少々値段は張りますが、 

パーキングがある東麻布富麗華なら、そのどちらもストレスなしに解消できるので久々の訪問。

ラストーオーダーギリギリでしたが、なんとか無理を言って入れてもらえました…汗。

一人ですのでここはサクッと平日限定の「そばコース」(¥2750)を…

まずは「前菜三種盛り合わせ」からの

名物「肉汁たっぷりの焼き餃子」

メインのおそばは6種類もある中からお好きなものをチョイスできるわけですが、そういえば巨匠堺正章氏がつい最近「中国飯店のサンラータン麺を初めて食べたら、これがびっくりするぐらい美味しかったのよ。」と話していたのを思い出し、それじゃ同系列店のここでも相当ウマいに決まってると、

唯一+¥500かかりますが、「重慶式酸味と辛味のスープそば」をオーダー!!

パンチのあるとろみ爆発の餡にも負けないコシのある麺が、またいい感じに硬麺で、バランス感非常によし…ただ「さすが富麗華!」と言えるほどの最高にお上品な味ではあったものの、そこまで死ぬほど美味いというわけではなかったので、もしかしたらこちらの店の方が敷居が高いから、「中国飯店」のものとはやはり多少は味が違うのかもしてませんね。

季節のデザートは「プーアル茶のプリン」…こういったところはやはり高級店と言わざるを得ない、素晴らしく気の利いたお口直しでありました。

華金のフライデーナイトは、1週間ぶりとなります

西麻布のイタリア食堂MALTA』…実はこの後行くところがありますので、恒例のキンキンに消えた「泡」は飛ばして、

いつもの僕の舌にぴったりのカリフォルニアのシャルドネAdulationのボトルを開けながら、

「冷たいパンプキンポタージュスープ」「スパニッシュオムレツ」のお通しに

「燻製盛り合わせ」(左から蛸、鯨、カマンベール梅干し)でちびちびと。

となると、

またまたサービスで女将から冷酒を出していただいちゃったので、思わず一気飲み…苦笑。

もうさすがに遅くても今月いっぱいまでだという、

ここ数年で最大のヒットメニューとも言える「鱧のチーズフリット 洋風梅肉ソース」と、

「牡蠣」の風味をお皿いっぱいに感じさせるために、その身を影も形もないペースト状にまで仕上げてから作る、正真正銘の「牡蠣グラタン」(つまり具はないです…笑。)をいただいたところで、そろそろ次の現場(?)へ移動を開始。

台風による雨のせいで、急遽西麻布交差点の高速下で行われていた『霞町祭り』の盆踊り大会が、違和感が凄すぎて笑いましたが、

やってきたのはご存じBlue Note Tokyo』。

今夜はNYを拠点にコンテンポラリージャズを牽引し続けるギター・ヒーロー、マイク・スターンと、LAを拠点に活動するスムースジャズ~フュージョンの象徴的キーボード奏者、ジェフ・ローバーの共演でして、

2019年にリリースされた二人のコラボレーションアルバムイレヴンの音楽世界を、2020年にここ『ブルーノート』で繰り広げる予定でしたが、

パンデミックで延期となってしまい、ついに今年、ようやく満を持しての凱旋LIVEとなりました。

もちろんオーガナイズしてくれたのは、このクラブの広報室長でもあり、親友でもある「アマヤン」こと天野七音氏…あまりに顔が濃いので、一緒に並ぶと、どれだけ僕が醤油顔なのかがよくわかります…苦笑。

2本目ですので少し軽めに、グレープフルーツやローズ、チェリーなどの繊細な風味が爽やかなMARRENON CLASSIQUE LUBERON ROSEを頼みつつ、

さぁいよいよ待望のLIVE ステージのスタートです!!

マイルス・デイヴィスのカムバックツアーに抜擢されて以来、いきなり注目を浴びたマイク・スターンですが、ぶっちゃけ僕自身今まで、東海岸から発信される音楽は少々暗いと言いますか、テンションが上がらないイメージがありまして、今回のLIVEもどちらかというと

西海岸らしいメロディアスな音色が昔から大好きだったジェフ・ローバー(人気サックス奏者のケニー・Gデイヴ・コーズは彼のバンドから輩出されました。)を楽しみにチケットを取ったんですが、いやいやとんでもない!!

すっかり1曲目からその超人的なテクニックを誇る恐るべしマイク・スターンの実力に圧倒され、ただただ感動するばかり!!

だいぶメロディー的にもパット・メセニーと被るところも多いですが、やはりこのどちらかというと真逆に位置する二人のコラボというのが、あらゆる意味での東西のいいとこ取りということだけでなく、ミュージシャンの限界をこえるほどの超絶技巧の火花の散らし合いを実現させたわけで、正直リー・リトナーラリー・カールトンのステージよりもはるかに見応えのあるものに感じましたね〜。

またスペシャルゲストとして同行した、スターンの妻であり、ギタリスト兼歌手のレニ・スターンの存在が、めちゃくちゃ大きくて味があるだけでなく、ステージ全体にたくさんの愛を振り撒いてくれたので、途中その二人を見てるだけでなぜか涙まで出てくる始末。

いい意味で予想を大幅に裏切ってくれた、今回の本当に素晴らしいステージに感謝…今まで 自分の勝手な思い込みで、あまりスターンのアルバムを真剣に聴いてこなかったので、彼ももう70 歳になってしまいましたが、昔のアルバムも含め、これからじっくりと深く勉強させてもらいます。。。😌

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