-国と国との争いに生まれた光と闇…実話の恐ろしさがここにはあります。。。-

国と国との争いに生まれた光と闇…実話の恐ろしさがここにはあります。。。

今回ご紹介する 感動の実話物語は、1969年から国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)でその輝かしいキャリアをスタートさせ、1996年には高等弁務官補佐に任命されて、バングラデシュ、スーダン、キプロス、モザンビーク、ペルー、レバノンなど世界各地を飛び回り、後に国連事務総長になることさえ嘱望されていたほど 人道援助や平和維持活動に尽力した 、ブラジル人 国際外交官 セルジオ・ヴィエイラ・デメロ氏の伝記を映画化した

Sergio (セルジオ 世界を救うために戦った男)』。。。

監督はドキュメンタリー作家として有名なグレッグ・バーカー

主演のセルジオを演ずるのは、Netflix ドラナルコスで高い評価を得たブラジルの俳優 ヴァグネル・モウラ…ストーリーの始まりは、そんな彼が「国連の人権高等弁務官になった経緯を教えてください。」といった新入社員向けのビデオ用の質問を受け、「そんな34年分の仕事を3分にはまとめられないよ。」と笑顔でおどけながら オフレコで答えているインタビューシーンからスタートし、そのまま舞台は

セルジオが「国連イラク特別代表」として、結局は彼の最後の派遣の地となってしまった バグダッドの空港に到着するわけですが、

そこから国連本部(旧カナル・ホテル)に車で向かうまでの街並みの惨劇に深く心を痛め、この国が 2003年3月20日から始まった大量破壊兵器保持を理由に、

アメリカが仕組んだイラク戦争によって

独裁者とされるサダム・フセインが倒された後の 混乱の渦の中にあるアメリカ主導のイラクについて、「我々の役割はイラク国民を支援し、できる限り早く連合軍を退かせ、自治権を回復させることだ。誰も占領を望まない。なぜならもし故郷で外国の戦車を見たらどう思う?そんなの絶対に嫌だ。すぐさまこの状況を終わらさなければいけない。」

と心に誓うわけです。

そして「国連は独立した組織であり、アメリカの手先でもないし、誰かの道具や盾ではない。」との確固たる信念の元で 活動を開始するわけですが、

そこに立ちふさがるのがアメリカ特使のポール・ブレマー...そんな二人の対立が激化し出した 、着任後わずか2ヶ月にも満たない2003年8月19日、まさかの国連本部を狙った爆弾テロ事件が起こるわけです。。。

物語はセルジオが最後を過ごしたこれらのバグダッドでの出来事と、

彼が国連東ティモール暫定行政機構(UNTAET代表として最もカリスマ的な手腕を発揮した 東ティモールで出会った

同じ国連職員のカロリーナ.ラリエラとの

心ときめくラブロマンスも多く描かれております。

そのセルジオのパートナー カロリーナを演じるのはブレードランナー 2049ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密で一挙に世の男性を釘付けにしたキューバ出身のアナ・デ・アルマス…いやぁ〜嬉しすぎる裏切りの頂点とも言える「童顔に相反するセクシーすぎるスタイル」といった、僕的にはパーフェクトな女性としての容姿を持つ彼女は、ただいまベン・アフレックと絶賛交際中とのこと…。

ただただザブングル加藤的に「悔しい〜です!! 」の一言であります…苦笑。

だいぶ横道に逸れましたが…汗、

話を戻しますと、当時 東ティモールはインドネシアの占領下で あったために、彼はカロリーナと共に

自らの使命と、多くの人々が殺戮や飢餓により命を落としたことに抵抗する革命軍リーダーのシャナナ・グスマン将軍と何度も交渉し 平和に導こうと努力を惜しまなかったわけですが、最終的に将軍から出された妥協案は「インドネシア大統領からの謝罪と東ティモールを完全に独立させる。」といった、不可能に近い難題…これにはさすがのセルジオも途方に暮れてしまうわけですが、

愛するカロリーナとの

絆の元、

当時のインドネシア スハルト大統領とも対等な立場で 東ティモールに謝罪を求める交渉の場にも挑み、

その後も治安維持や人道支援の実施、公共サービスおよび政府機構の設立支援など

UNTAET代表として東ティモールの暫定的な統治権を有し、

ついに2002年5月20日に東ティモールは シャナナ・グスマン大統領の元、独立式典を行うことになりました。

そんな大きな世界的平和の立役者でもあったセルジオが 、東ティモールを離れてわずか4ヶ月で

コフィー・アナン国連事務総長から新たに人権高等弁務官に指名され、「国連イラク特別代表」として4ヶ月の任期でバグダッドに派遣を命じられるわけですが、

実はこの任命劇が 彼自身、もう国連を引退して 恋人のカロリーナと故郷のリオデジャネイロでのんびり暮らそうと考えていた矢先の出来事だったので 、最後まで乗り気ではなかったんですが、やはり大国に従属することなく、常に自らの国連としての立場で願い続ける 強い世界平和への思いには勝てず、彼女を説得し 共にイラクに渡ることになります。

そして起こってしまった高速で走ってきたミキサー車が国連本部周囲の外壁の前にある駐車場に突っ込み 爆発した自爆テロ…爆発当初は 瓦礫の下敷きになり、足を鉄材に挟まれ動きがとれずにいたものの まだ意識ははっきりしていましたが、それを動かす重機の到着が遅れ、皮肉にもたくさんのアメリカ兵たちがわまりにいながらも 何もすることもできぬまま その後 息を引き取ったわけであります…セルジオはまだ55歳の若さでありました。。。

ただ僕が考えるに、やはりここにアメリカお得意の自作自演の演出があったことは明らかでありまして、セルジオは3時間半もの間 瓦礫の下で生きていたのに 本当に何もできなかったのか?

そして本題である 、セルジオがやろうとしていた アメリカを中心とした連合軍を早くこのイラクから退かせ、国の自治権を回復させることを阻止する何かの強い力が動いたのではないか?…と思わざるを得ません。

つまり この見えない何かの力が生ずるというヤツは、全く関係のないようで、実は どう考えても納得のいくはずのないケネディー暗殺事件から始まった、2001年の9.11 アメリカ同時多発テロ事件」やこの「バグダッド国連本部ビル爆破事件」を含む 、アメリカ自作自演の茶番劇…そして今 現在も続く、これらの最終章とも言える 闇の人災による世界規模の「新型コロナウイルス感染」にも通じていくわけであります…いやぁ〜ホント、ここまでくると無差別殺人ですので恐ろしいことです。。。

(あくまでも持論ですが…汗。)

実際、後に テロが建物3階にあるデメロ氏の執務室からわずか約15メートルの距離だったことで、米英の暫定占領当局(CPA)のブレマー代表は、デメロ氏を狙った犯行の可能性を指摘…。

(写真は映画の冒頭シーンで描かれた、インタビューシーンでの本物のセルジオ。)

最後に、世界をも揺るがす 死者24人と200人以上の負傷者を出したこれほどまでの大掛かりなテロ事件に対し、実行犯は特定できたものの 首謀者は闇のまま…

一部ではイスラム過激派の犯行ではとの憶測も取りざたされましたが、なぜか 今現在に至っても 綿密な調査も行われぬままに、

(実際のセルジオとカロリーナ…セルジオはジェイムスボンドとケネディーを2で割ったような男と言われるほど、異常なほどの才能とルックスの持ち主でありました…。)

ただ時だけが過ぎていくという …世界の知られざる闇の深さはとどまることを知らないわけであります。。。

PS:同じグレッグ・バーカー監督による完全ドキュメンタリーのSergio(セルジオ テロに死す イラク復興を託された男)を同時に見れば

よりこの事件ついて 詳しいことを知ることができますので こちらも必見であります。。。

 

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