夕方 暖かいと勘違いして表に出ると、思いもよらぬ北風に震えながら、グラのお散歩ついでに立ち寄ったのが
この3点セットのお通しが今や懐かしい、麻布十番 『焼鳥 佐田十郎』…鶏の世界初、10日間熟成に成功し、余計な水分が抜け、旨味のみが残った「醗酵熟成鶏」を使用した、肉質 & 香りともに今までの焼鳥の概念を根底からくつがえす、全く新しい焼鳥が人気の大繁盛店なわけですが、
オープン当初の まだ誰もここがペット入店可と知られていない頃、僕がこのブログでやたらと紹介していたら、 店の大将が、「カズさんのおかげで名前が知れ渡りまして ホント助かりました!!」なんて、少しは特別待遇を受けてた時期もありましたが(笑)、気がつけば あまりのワンコ同伴客の急増に、それを広めた張本人の 僕ですら全く予約が取れなくなってしまった挙句に、今や大将を始め、気の知れたスタッフが誰もいなくなってしまったといった状況でありましたが、久々に席がひとつだけというので ちょろっと一杯、早い時間から引っ掛けにやってきました。
昔懐かし「ソルティードッグ」の「塩」ように、グラスの縁に「山椒」がつけられた「佐田十郎ハイボール」は少々薄めながら だいぶいい感じなんですが、
この小さなスチールグラスで提供される地酒( 冷酒)シリーズは、もちろんお酒自体は何の問題もございませんが、ただ量が半端なく少なすぎ〜!!
写真ではわかりづらいかもですが、このシルバーのグラスは正直おちょこ2杯分程度の超スモールグラス…それで¥750はちょっとお高すぎやしませんかねぇ…苦笑。
種類だけはそれなりに揃えられた「ボトルワイン」も、 決して安いとは言えない価格設定ですから、この店ではやはり「ハイボール」か「焼酎のお湯割」あたりが無難な選択かも知れません。。。
しばらく来ないうち..いやいや 入れてもらえなかったうちに(笑)、だいぶメニューも変化しておりまして、つまみ系では以前はあまりなかった「鴨」がだいぶフューチャーされるようになったみたいですが、僕はそんなに得意ではないので
昔ながらの「鶏皮ポン酢」や
「一夜漬け 鶏あたりめ」なんかをチビチビつまみつつ、焼きものは
「梅紫蘇(ささみ)」、
「佐田十郎つくね(たれ)」、
「季節の塩つくね」、
「鶏ヒレ」、
そして王道の「ねぎま」…ぐらいでもう早くもギブ…💦💦💦。
元々、他の焼鳥屋さんには置いてないような希少部位がたくさんあることで人気な『佐田十郎』ですが、お子ちゃまの僕的にはそのほとんどが食べれない上に、ここの焼き鳥全ての具自体がとても大きなサイズなもんですから、いつもそんなにはたくさん食べられないんですよね〜苦笑。
ワンコ専用の焼鳥も多種 用意されておりますが、
姫には僕が頼んだものの一部を、塩分しっかり(なめて)とりながら 少しづつ食べさせてたら、
お腹いっぱいになったのか 甘えているだけなのか、
もうパパにべったりで
超 LOVE LOVE気分なグラ姫…笑。
益々 先代の今は亡きグリに瓜二つになってきて、本当に彼女の生まれ変わりなんだなぁとつくづく感じるようになってきました。
この店の〆と言えば、サービスで提供される、濃厚「しじみのエスプレッソ」…呑んで食べた後のコレは、ホント マジで素晴らしいサービスだと思います。
今宵は夕方からいきなり気温が下がり、屋根があって ストーブガンガンとはいえ 、隙間風差し込むここテラス席だと 少々腰回りが寒く感じましたが、何と言ってもワンコが店内に入れる焼鳥店は港区でもとても貴重ですので、また熾烈な予約競争を勝ち取り、自粛明けにでももっとゆっくり来れたらなぁと思います…だって今ってホント、一瞬でラストオーダーだもんね…涙。
僕ら世代とはものさしの異なる、今最も勢いのある若手起業家たちは、こんなコロナ禍でもお構いなしに、毎日高級和食やイタリアンに出没し ブイブイやっているとその噂を小耳に挟みますが、悲しいかな、生活するのが精一杯のヨレヨレの僕からしたら 近所でこれぐらいがもう限界…泣笑。
でも肝臓だけは強いもんで まだ全くシラフだし(笑)、
さぁ〜帰って 疲れ果てたグラの寝顔でも眺めながら、一人寂しく呑み直しますか。。。