1984年創業という、
代官山ヒルサイドテラスにある超老舗フレンチ『Restaurant PACHON』…
南仏モンペリエ生まれのオーナーシェフ アンドレ パッション氏は、カナダの『ホテル・モン・ガブリエル』でスーシェフを務めた後、1970年大阪万国博覧会にて『レストラン・デュ・カナダ』のシェフとして初来日し、名店『イル・ド・フランス』のシェフを務めた後にこの店を開店…長年郷土料理「カスレ」の振興につとめたことで、その功績を称えられ、母国フランス共和国より数々の勲章を授与されているフランス料理界の重鎮なわけですが、
この地に店を構えていたのは知っていたものの、なんせフレンチに全く興味がないものですから
今まで完全にスルーしておりましたが、わんこが入れることを知り伺ってみたら、
テラス席がとても東京のど真ん中にいるとは思えないほど緑が多く、とてつもなく心地よいもんですから、こりゃようやくついに『白金ボエム』を抜く最高のシチュエーションに出会ってしまったと言っても過言ではないかも…🤣。
そもそも学生時代にはサンドイッチ専門店『トムスサンドイッチ』や、『BIGI』(若者の中には『ビッグワン』と読む者がいるらしいですが、『ビギ』です…『暁星』の大先輩でもある菊池武夫氏が立ち上げたアパレルの…苦笑。)が経営するカフェ『ラ・ポムベール』目当てに、放課後には毎日のように通っていたヒルサイドテラスですから、裏側がこのような緑に囲まれているのは十分に理解しているはずなのに、なぜ今まで気が付かなかったんですかね〜いやいや完璧とも言えるテラス席…
ひと席ひと席にはクッションが二つづつ備えられているから、テラス席と言っても座り心地も満点…そして何を隠そうこの店はテラス席だけではなく、同じ場所に店を構える
この自分で好きな量だけ樽からグラスにワインを注ぐシステムが売りの、シェフの故郷でもあるフランス オクシタニー地方の郷土料理が楽しめるカジュアルレストラン
『Le Comptoir Roccitan』から、
赤い絨毯が敷き詰められた重厚感漂う空間の奥に、17世紀のフランスの修道院で使われていた暖炉があり、そこの薪で焼かれたグリル料理が人気だという、本家本元の『Restaurant PACHON』内も全てわんこOKだということですから、
愛犬家にはたまったもんじゃなく嬉しい限りですよね〜。
まぁとりあえずこれからの季節はとにかくこのテラス席が最高〜ただこの辺りは桜の木がたくさん生い茂っておりますので、この時期だと散った後に落ちてくる大量の花梗や毛虫らしきものたちとも付き合わないといけませんので、
座るテーブルの位置的には、緑に近いところより入り口側の方がいいかもしれません…😅。
こんだけ気持ちがいいとやはり飲まなきゃいられないのが『泡』ということで、まずはミネラルと豊富な果実の味わいが口いっぱいに広がるスパークリングワインで「ジルベール&ガイヤール 2017 金賞」も受賞した、こんな日に打ってつけとも言える『 Roche Mazet Chardonnay Brut(ロシュ・マゼ シャルドネ・ブリュット)』をオーダー。
となると、つまみは生ハムやサラミなどの前菜盛り合わせ「ラ プランシュ」を
大きなバゲット共にいただく感じが、やはりフレンチっぽいかな…😌。
というわけで、どう見ても遥かにパパよりも
これらの前菜たちには目がないグラ姫ですので、
早速 いつものテーブルの上に頭を乗せる、楽ちんかつアピール色が強い一石二鳥のおねだりポーズが始まってしまいましたよ〜。
あまりに勢いよくクイクイと水の如く『泡』を飲み干してしまったので、すぐに2本目の
フローラルで爽やかなのにバターやトーストの風味も感じられる超僕好みのシャルドネ『Maison Ventenac – Villeraze Chardonnay( メゾン・ヴァントナック ヴィルラズ・シャルドネ )』をオーダー…これもこんな心地よい昼下がりに飲むには最高とも言える1本。
追加でフレンチ王道の「オニオングラタンスープ」と
細かく刻まれた野菜もぎっしりと煮込まれた「マカロニグラタン」のダブルグラタンをつまめば、もちろんのことお腹の方はパンパン…
グラ姫の表情からもどれだけこの場所が気持ちよくてワインやお料理も優れているかがよくわかるでしょ?
フレンチと言っても洋食に近いメニューもたくさんあるからなんの問題もないですし、これならリピートどころか週に一度は伺いたい、ここは完全なる都会のオアシス…また天気のいい日にすぐに予約しよ〜っと。。。