Hawaii 最終日はさすがに何にもしないのんびりDay…といきたいところなんですが、珍しくワイキキでチェックしたい雑貨屋さんがあったので、まずは腹ごしらえをしておこうかなと、
何十年ぶりかの『ロイヤルハワイアン S.C』内の老舗和食店『SUNTORY』…昔はすごく高い店といったイメージでしたが、メニューを確認すると思ってた以上にだいぶリーズナブル…。
どうやらワイキキ自体が たくさんお店ができた結果、競争率がやたらと高くなってしまい、どこの店も安くしないと客が入らなくなっているとのこと…まぁそれでもチップが入りますから十分に高いんですが、ここ『サントリー』はそれでもだいぶ頑張っている感じがしました。
ほとんど水とも言える(笑)「Coors Light」で喉を潤し、
「CERTIFIED ANGUS SIRLOIN 」 の鉄板セットランチなんて
「グリーンサラダ」に「焼き野菜」、
5 ozでも十二分にボリューミーなお肉と
「ライス(ガーリックライスにチェンジの場合は+$3.50)」に「お漬物」、
「味噌汁」までついて $19(つまり僕のいただいた今回のセットは$22.50)だっつうんだから、
$20近くはする 隣の『つるとんたん』でうどんいただくよりははるかにお得感はありますよね〜まぁ「うどん」に関してはハングオーバーで食べざるを得ないときが多々ありますが…苦笑。
ここワイキキでチェックしたかったのは、同じく『ロイヤルハワイアンS.C』の1階にオープンしたばかりの、地元の起業家をサポートし ハワイ商品をキュレートするオンラインショップの「Mana Up Hawaii」と、カメハメハ・スクールズ・コミュニティ・エンゲージメント・アンド・リソース・グループのコナ・オアフ支部とのコラボレーションによる初のブティック
『House of Mana Up』…40以上の注目の地元ローカルデザイナーやベンダーのあらゆるハワイメイドな商品だけを展示したユニークなお店。
見てるだけでもほのぼのとしますので、近くを通りかかった際には是非のぞいてみてくださいね〜。
のんびりするつもりが、せっかくここまで来たんだからとさらにチェック魂に火がついてしまい
名門『ハレクラニホテル』のセカンドラインともいえる、大リノベートが完了したばかりのホテル『ハレプナ ワイキキ』(以前のワイキキパークホテル)1階にお目見えした『ハレクラニベーカリー&レストラン』に潜入調査…笑。
ベーカリー部門を担当するのは帝国ホテル出身のヘッド・ベーカーTatsuhiro Kaneshiroシェフ、
色鮮やかなスイーツはハレクラニのエグゼクティブペストリーシェフ Mark Freischmidt 氏が手がけ、共同運営という形で
たかがパンやチョコレートとは口が裂けても言えないほどアートフルで美しい作品を提供しております。
一つだけ試食で買ってみた「 Mango Lilikoi」なんて、見ただけじゃこれがなんなのかちょっとわからないよね?
ゆったりと食事をしたい方は 名物の「コナロブスターロール」を始めとする魅力的すぎるラインナップが揃うレストランも 天井が高く贅沢な作りなので居心地も抜群…。
海が見えないのが残念ですが、サンサンと陽が注がれるテラス席は 日焼けもできて(笑)僕的には一石二鳥な貴重なスペース…ここまで素敵だとやはり次回はゆっくりブランチで訪問したいものであります。
チェック魂はさらに飛び火し(笑)、向かった先は2001年にN.Y アッパーイーストサイドに1号店をオープンさせた途端、瞬く間に大行列店となり、わずか数年で全米(10店舗)はおろか
シンガポール、香港、台北、上海等のアジア圏でも爆発的な人気を誇り、今や世界に60店舗以上も展開するミルクレープ専門店(なのに日本は未上陸…涙。)
『LADY M Cakes at Waikiki Tea House(レディ・エム・ケーキ・アット・ワイキキ・ティーハウス)』…。
昨年5月にワイキキで有名な老舗日本食レストラン『和さび ビストロ』のオーナーKumi Isekiさんが立ち上げ、実際は息子さんが経営を任されているみたいであります。
場所は「ワイキキ・ビーチ・ウォーク」の知る人ぞ知る名店『Henry’s Place(高橋果実店)』の真横。
真っ白で清潔感抜群の小さな店内に
これでもかと並ぶ芸術的な「ミルクレープ」…。
実はこの激ウマケーキ…西麻布の路地裏で昔大人気だった『ルエル・ドゥ・ドゥリエール』が発祥の地でその後 天現時にあった『Paper Moon』という店に受け継がれたという噂なんですが、そのお店を営んでいたKazuko Emy WadaさんがN.Yに「ミルクレープ」を持ち込んだのが『Lady M』の始まりなわけなんですが、これって凄い話じゃないですか??
つまり「ミルクレープ」というケーキそのものが、Made in Japan ってこと。。。
そしてそのN.Yでの出店をサポートしたのがハワイ出身のRomaniszynファミリーということで、ここハワイとは切っても切れない縁があるような気がいたします。
一番人気なのはやはり定番の「シグネシャーミルクレープ」…これはまさにあの『ドゥリエール』の懐かしい味覚。。。
一枚一枚 丁寧に焼き上げたクレープと甘さを抑えた生クリームが芸術的に層を重ねる実にシンプルなケーキでありますので、あまり甘いものは口にしない僕でもこれなら1ホール丸ごといけそうであります。
もう一つトライしたのは「シトロン ミルクレープ」…酸味を効かせた爽やかなお味で、本来の生クリームの部分ははチーズクリームのように感じましたが、実は生クリームにレモンを効かせただけとのこと…こういった季節や国別によってテイストを変えたものを 期間限定みたいな感じで作っているところも この『LADY M』が当たっている原因のひとつ。
一見お高くとまっているようで、実はその国その国の「ライフスタイルに溶け込んだ身近なスイーツ」を目指しているというわけですから、そりゃああらゆる人種のハートを一掴みするぐらい、朝飯前ってことですなぁ。。。
すっかり 女性誌のハワイ取材ばりに食べ歩いて来ましたが、そろそろ気持ちの良いよころでゆっくりとハワイの風でも感じたいなぁと、やって来たのは
お決まりですが、ワイキキで最も景色が美しいとされる、『ハレクラニホテル』の オーシャンフロントダイニング『House Without a Key(ハウス ウィズアウト ア キー)』…。
やはりここまで絵画のように美しすぎるダイアモンドヘッドのお姿は 他ではなかなか見れませんよね〜。
そしてここで生まれた不思議な伝説を一つご紹介しましょう…もともとこの『ハレクラニ』の目の前の海は、古代よりカヴェヘヴェへと呼ばれる聖なるビーチでありまして、古代ハワイアンたちは、このビーチで病気や怪我を治す目的で沐浴をしていたほどヒーリングスポットとして力を持つ特別な場所…つまりここの海に体を浸すと心身が清められ、悪いエネルギーが排除され、良いエネルギーが身体に取り入れられると古代から信じられていたわけですが、そんな神様に近い場所に面した建てられた『ハレクラニ』がやたらと気がいいと言われるのは当然のこと。
しかし、2016年8月16日になったばかりの夜中 ちょうど日にちが変わる頃、この『ハレクラニ』のシンボル的存在であった樹齢131年を超えるキアヴェの木がいきなり根元から真横に倒れてしまい、地元ハワイの住民たちは大きなショックを受けます。残念ではありますが、誰もが これでおしまいかと思われたキアヴェの木でしたが、しばらくするとその横倒しになった木の表面からは新たな芽が生まれ、むき出しになったままの根っこからは花が咲き、あれよあれよという間に 枝を張り、緑に覆われ始めたからさぁ大変!!
これぞまさに『奇跡の木』…常識では考えられない強い生命力を持ち、倒れてもまだパワーを出し続けるこの木を人はいつからかそう呼ぶようになりました。
実際、今回僕も初めてその倒れた木に近寄ったのですが、いきなり両手の手のひらがジンジンと痺れ始め、何かものすごい力に包まれているのが はっきりとわかりました。
いやぁ〜ホント不思議ですよね〜木に手に触れることはできませんが、眺めているだけでも相当なパワーチャージができるはずですので、皆様もハワイを訪れる機会があれば 是非とも足を運んでみたらいかがでしょうか?
そんな『奇跡の木』を眺めながら
グラスの白ワインを傾け、しばしわたくしも瞑想にふけることに…。
自宅への帰り道にある、『星野リゾート』がいきなり買収してしまった『SURF JACK HOTEL(サーフジャック・ホテル)』1階の『OLIVE & OLIVER(オリーブ & オリバー)』で Tシャツだけチェックしたら、
サンセットタイムは自宅ラナイで最後のカクテルタイム…。
最後のディナーは、今回どうしても行っておきたかった、もともとはノースショアのハレイワでフードトラックを営んでいた、
こんなおどけてばかりのバンコク生まれのサニス氏(通称オペル氏)とチェンマイ生まれの奥様が二人で力を合わせてダウンタウンにオープンさせた、
今一番話題のタイレストラン『OPAL THAI』!!
やっとの思いで「20:00なら大丈夫よ〜。」とようやく予約を取って来たんですが、
ご覧の通り、まだしばらくはとても入れそうもないほど 外まで客が溢れ出ていたから、どれだけ人気があるかはおわかりでしょう。。。
なんといってもこの店の不思議なところは、一応メニューはあるものの勝手にオーダーはさせてもらえず、
サニス氏がテーブルまでやって来て、まずはお客様のアレルギーや好き嫌い、パクチーは食べれるかとか、一番最後に食べたタイ料理や好きなメニュー…等々を聞きだし、そのまま厨房へ向かい お任せでそのテーブルだけのメニューを作り出すといったシステム…。
なので、どのテーブルでも何が出てくるかは誰もわからず、ただただ待つのみ…ただし
やっとリカーライセンスを取得したみたいで、まだわずかな種類ですが、いままでの『BYO』ではなく、普通に泡やワインが楽しめるようになりました。この日は喉越しシュワっと「Prosecco」で乾杯!!
基本 全員 前菜2品のご飯もの1品、麺もの1品といった構成で、
最初の訪問の方にはまず確実に出される、シェフ自慢の
タイ風大根もちの上にもやしやニラ、卵の炒め物がのった「スペシャルケーキ」と呼ばれる逸品…ホットソースをつけていただくとそのポニョポニョな食感がより引き立ち、何とも言えない旨味が口いっぱいに広がります。
2品目は「Spicy Glazed Garlic Chicken Wings」…上にのせられたパリパリに揚げたバジルがアクセントになった、いわゆる「タイ風バッファローチキン」といったところ…。
3品目はおそらく(笑)「Basil Chilli Garlic Pork w/Jasmine Brown Rice is & Jasmine White Rice」…これはなんか食べ慣れた感じのホットする味でしたが、なんせ最初のシェフとの面接時(笑)に「辛いの大好き!」と言ってしまったから やたらHOTで汗ダラダラ…。
シェフは結構すぐに勝負してくる性格みたいなので、軽はずみに「辛いの全然平気!」などと言わない方がいいかもしれません…苦笑。
そして最後の4品目が 最も不思議な食感でありまして、いわゆるココナッツの効いた「カレーヌードル」なんですが、細い ややぐにゃぐにゃな麺と、最初はクリスピーに見えて スープにつけると何とも言えない変わった舌触りに早変わりする太麺のダブル麺が、(ライムなんかも入ってたりして…。)今まで味わったことのない複雑なハーモニーを奏でており、美味しいと言うよりかはとてもユニークな逸品…あまりアメリカナイズされていない本物のタイ料理と聞いていたんですが、僕の印象的には現在ハワイで最も人気のあるモダンベトナミーズ『THE PIG & THE LADY(ザ.ピッグアンドザレディ)』のタイ料理版みたいな感じかなぁ…。
もの凄く美味しいと言うよりかは 、とにかくスタッフもお料理も全てユニークで楽しすぎるといった方が正しいお店…シェフに「今晩がラストナイトで 明日日本に帰国するんだ。」と言ったら、
何も頼んでないのに、「これ、今 ブレックファースト用に作ったから、空港へ向かう前に食べて〜。」と「Pad See Ew (Thai Stir Fried Noodles)」をサクッと作ってTo Goしてくれたりして、まぁなんて気の利く優しい人たちなんでしょうか…涙。
こんだけシェフを身近に感じるレストランは他には絶対ないから、親近感ありすぎて これじゃみんなリピートするはずだわ…実際 僕だけでも 10回近くはなぜか握手されたしね…笑。
絶対一度来た人の顔は忘れず、別の料理を提供すると自負するサニスシェフ…次の来店時は一体何が出てくるのやら…笑。
それを考えるだけでも再訪する価値は十二分にありますよね…いやいや ハワイの『食』は、まだまだ奥深いね〜。。。