第一次「緊急事態宣言」終結後に 完全予約制(ソーシャルディスタンスによる人数制限のため。)で営業を再開して以来、『Go to トラベル』キャンペーン等でやたらとビジター客が増え、常に混雑していた
『NAGOMI SPA & FITNESS』のジムですが、今日は珍しく貸切り〜でもプールは30分待たされる(プールも人数制限がされております。)というので あっさり諦め、たった今せっかくたくさんのカロリーを消費したばかりだというのに、みぞれ混じりのあまりの寒すぎる悪天候に耐えられず、熱々のスープヌードルを求めて
「日本一のタンメン」で名高い古河橋のKing of 街中華『大宝』へGO〜!!
元『マキシム.ド.パリ』のシェフだった、『とくダネ!』の小倉智昭似の2代目大将と女将さん&そのお嬢さんの3人で営む、一見アットホームな家族経営のお店なんですが、みなさんご存知の通り、店内には多くの「撮影禁止」の張り紙が貼られておりまして、そのピリッとした空気感の中で その隙を縫って気づかれぬまま撮影するのは なかなかな試練の技(汗)…今回はちょうど二人の女性陣が野菜カットに没頭し、後ろを向いたその瞬間にカウンター付近を 頑張って1ショットだけ店内を撮影してみました…苦笑。
もちろん怖すぎて大将のお顔は撮れず終い…まぁ先ほども申しました通り、ほぼほぼ シャープで精悍な小倉智昭だと思っていただければ間違いございません…笑。
思いっきりあったまりに来たつもりでしたが 、僕が暖簾をくぐった時はまさかの来客ゼロで電気もついておらず、感染予防の空気調整なのか 店内はまるで外にいるかのような恐ろしい寒さに見舞われており、
その重い雰囲気に耐えられず思わず「紹興酒」(¥400)をオーダー…それも「御燗で!」とは怖くて言えず、そのまま冷やで頼んでしまいました…苦笑。
それぐらい 必ずやこの店に入るたびに 背筋が伸びる緊張感に覆われているのは、一体なぜなんでしょうか?
おそらく 基本 昼2時間、夜2時間しか営業しないとか、それも気まぐれでやってたり閉まってたりと予想不可能な上に、「タンメン」と同じく看板メニューの「炒飯」はランチでは作らず 夜のみ注文可能等々と、そういったいくつかのこだわりのポリシーが 逆にいつしか一人歩きして、「大宝ファミリーはわがままで怖い!」とか「気に入らないと出ていけと追い出される!」などといった都市伝説的な印象を僕らに植え付けてしまったのかもしれません…苦笑。
実際はそんなことは全くなく(苦笑)、女将さんも話せばとても気さくで優しいし、大将こそ『マキシム.ド.パリ』に在籍していたぐらいですから料理に対して厳しいのはもちろんのこと、おそらく性格的にただただ 僕のように(笑)無口かつ人見知りなだけで、それを我々が遠くから「なんか気に入らないのかな?」「怒ってるんじゃないよね?」と勝手に憶測を膨らませているだけなんだと思います…苦笑。
この頃はやはり「緊急事態宣言」で客足もあまり良くないのか、以前のようにやっているはずなのに閉まっていたなんてことはまずなく、しっかり気を引き締めて営業しているようであります…。
皮がもっちりと肉厚な「餃子」(¥650)は、口に入れた瞬間 じゅわ〜と肉汁が飛び出すものの、甘いキャベツと生姜がとても効いた、意外にも結構あっさりな味付けですので、僕は醤油を使わず、お酢を入れた小皿に多めの胡椒と自家製辣油をたっぷり入れ、それにつけていただきます。
サイズ感もいいから ビールや紹興酒のお供にすると ばくばく食べられちゃうんですよね〜シンプルですが 全てが上手く計算された上で とても手の込んだ仕事がされているのがよくわかります。
客の9割以上がオーダーするという、日本一とも言われる かの有名な店自慢の「タンメン」(¥950)は、あれ?麺って変わりました?
なんか僕の記憶だともう少し平打ちのつやつや麺だった気がして、実はぶっちゃけその麺があまり僕好みじゃなかったんですが、今日のは大好きなもっちもちの中太麺。。。
いやいや 、もし間違いでなければ、この麺 めちゃウマな上に、以前よりスープに絡むせいか、よく濃いめと指摘される塩分が程よく調和され、シャキシャキな野菜たちと一緒に口に放り込むと 以前より増して絶妙なハーモニーを作り上げるじゃないですか〜!!
なので 前回までは多少なりともしょっぱさを感じていた異常なほどまでに にんにくの効いた、胡麻油香る絶品スープも、今日はまさにベストと言えるほどちょうどいい塩梅…
これぞ日本一にふさわしい完璧なる「タンメン」と言えるのではないでしょうか〜!!
いやぁ〜ウマい!!!
先ほどまでの身の震えも、気がつけば体中 汗ダラダラ…笑。
そして本日はついについに、昔からの念願だった
「天津丼」も欲張って頼んでしまったんですよね〜笑。
今までは夜の部に伺うことが多く、それであればご飯ものは やはりもう一つの看板メニュー…絶品夜だけ「炒飯」をどうしても頼んでしまうわけで、ずっと気にはなっていたものの いつまでたってもオーダーすることができなかった「天津丼」…笑。
今日は初めてのランンチタイム=「炒飯」は作ってもらえないので、やっと念願のチャンス到来!!
とても時間をかけ やたらと丁寧にフライパンを回しながら卵を炒めていた大将を見ていると、やはりどこか街中華のオヤジというかは、超一流フレンチのシェフだった面影が見え隠れして少々感動してしまいました…苦笑。
出来上がりは ほんのり黒酢の効いた餡がたっぷりかかった、なんとも美しい芸術的なひと皿…また味もこれまた意外にも繊細で 最後まで飽きのこない、とてもお上品な蟹玉で、ご飯のボリュームも半端ないから、これで¥1000っていうのはお得だよね〜。
唯一の欠点はスープがついてこないこと…苦笑。
どうしてもがっつりパンチの効いた「タンメン」を想像してしまうので『大宝』といえば味が濃いと思いがちですが、実はその他のメニューは全て味付けが繊細なのかもしれませんね…だってみなさん「タンメン」しか食べてないから他のメニュー知らないでしょ?(笑)
考えてみればその他のメニューも豊富なわけですから、何人かで伺ってシェアしつつ、「タンメン」以外のものもトライしてみるのも この店の新しい楽しみ方の一つかもしれません…何度も言いますが、なんてったって大将は『マキシム.ド.パリ』のシェフだったわけですから、その引き出しの多さときたら もう半端ないに決まってますしね…(笑)。