「リーズナブルで美味い 正統派なお寿司屋さん」として 2019年にオープンして以来、あれよあれよと言う間に予約のできないお店の仲間入りを果たした

白金『鮨 まつうら』…。

まだあどけなさすら残る、ちょいミュージシャンの「KAN」似の童顔の大将 松浦修氏のキャリアは、最初はなんと魚屋さんからのスタート。
その後寿司職人に転身し、いくつかの店で修行を重ねた後に、『鮨 銀座おのでら』のハワイ店立ち上げを担当することになり、約3年ほどホノルルで寿司を握っておりましたが、帰国後 、表参道『ます田』、恵比寿『鮨 来主』の二番手を経て、2019年9月に独立…自らの店『鮨 まつうら』をここ白金の路地裏にオープンさせました。
その噂を聞いたのは僕の超がつくお金持ちのハワイ仲間たちから…僕のような庶民からは縁のない、一人$300以上はする『おのでら』には近づいたことがないので(涙)、僕自身は直接大将と面識はないんですが、友人たちはみな常連さんばかりだから、いち早くこの店に集まっているとの噂を聞き、さらに嬉しいことに良心的なお値段ということで、勇気を振り絞って 数ヶ月前に予約を入れといたというわけ…笑。
席に着くやいなや、気さくで人懐っこい大将がまず勧めてくれたのは、

広島県『相原酒造』超辛口の特別純米酒「雨後の月」…

シャープな酸味が残る すっきりとした口当たりが、この日何も口にしていない僕のハングリーな胃袋を程よく刺激します。

おまかせのはじめとしては、まずボストン産「鮪脳天の海苔巻き」からスタートし、

「煮蛸」、

わさびでいただく、さっと茹でた「白魚」、

「メジマグロ」と続き、

NEXT 酒はより辛口な 茨城県 筑西市 『来福酒造 』の「来福」。

今度はガラリと変わって、江戸切子を彷彿させるような美しいデザインのグラスで登場…こんな粋な演出が 正直静かに上がります…笑。

鹿児島の「やいとはた」、

「かんぴょう」がアクセントになった、余市の「あん肝巻き」には、

甘口の新政酒造の貴釀酒「陽乃鳥」とのマリアージュを。

「白甘鯛」、

山口の「トラフグ白子丼」…といった 流れるような美しいコースは 息をつく暇もないまま続き、

ついに三合目は広島県の『金光酒造』が造る、水田で栽培する稲「水稲」より名付けられた「賀茂金秀 SUITOH 雄町」…今までの超辛口な上に、さらに深みが加わります。。。
ここからは握りで、

絶品の「肝入りのカワハギ」、

「スミイカ」、

「しめ鯖」、

「マスノスケ」、

「平貝」、

「おぼろ入り車海老」、

「のどぐろ」、

「小肌」と続き、

四合目は宮城の『墨廼江酒造』独特な薄濁りがまた特別に美味い「墨廼江 Rice is Beautiful SoLiD 」。

終盤に向かって、さらに大将が気合を入れたのは、お寿司におけるメインのスターたちのオンパレード…

まずは 11日熟成の塩釜の「中トロ」から始まり、

22日熟成の勝浦の「大トロ」、

なんじゃこりゃのトロ〜リ「雲丹」に、

最後はちょっとやそっとの鮨屋じゃ仕入れることのできない仲買『株式会社ウエケン』から仕入れた、口に入れた瞬間とろける 対馬の「穴子」…さすがにこんな「穴子は飲み物です。」的な「穴子」は初めてかも…笑。

〆は浜名湖の「アオサ入り出汁巻き卵」に、

デザートの これまた激ウマ「黒糖のシャーベット」…これには

塩をふりかけて 甘さとしょっぱさのマリアージュを楽しむのもよし…

あるいは熟成した香りが印象的な

「玉川 Time Machine 1712」をふりかけ、ラムレーズンを彷彿させるアイスに味変させるもよし…と、もうこれだけでもう一軒甘味屋さんができるほどのクオリティーの高さ…いやいや恐れ入りました。
こんだけ充実した素晴らしいコースで、お値段はまさかの¥16500…妥当と言っちゃそれまでですが、ここまで全てが完璧だと、他の一人¥3〜4万は下らない、いわゆる一年先まで予約の取れない寿司屋がどれだけ ぼってるかが よくわかります…苦笑。
ただ ぶっちゃけ、やっぱ一斉スタートだけは苦手だわ〜確かにちゃんと一手間入れた素晴らしいネタ揃いなんですが、結局は全てが大将のペースなわけで、そりゃ向こうとしたら楽だよね…😅。
やはりお寿司屋さんは食べたいものをその時その時オーダーして、すぐさまそれに反応し 握ってもらうのが醍醐味…わずか8席のカウンターの他の全てのお客様たちは次の予約を取って帰っていきましたが、結局僕一人だけは、ただ一言「美味しかった〜。」とだけ口にして、店を後にしました。。。
でもマジでクソがつくほど 美味しいよ。。。😍






