10月7日 月曜日…昨日 このブログでも触れた、「あの話題の舞台の初日…。」とは、
今は亡き 故 青井陽治氏の翻訳 & 演出による 1990年の初上演から今年で30年目を迎える、歴史ある朗読劇『ラヴ・レターズ』…
今年は1989年から2018年まで、「黒柳徹子主演海外コメディ・シリーズ」で比類なきコメディエンヌとして、同シリーズ 32 作品に出演し、その舞台女優としての魅力と力量を知らしめてきた、あの黒柳徹子さんが、昔 ブロードウエイで観て以来「この芝居、私、やりたい!」と思っていたという憧れのこの作品に初出演ということもあり、「黒柳徹子スペシャル『ラヴ・レターズ』」と題して行われることになりました。
その初日の衣装はというと、
ただ座ったまま 淡々と語り続ける朗読劇ですので、あくまでも作品のストーリーが主役であり、語り手のキャラがあまり目立ちすぎてはいけないと考え、シンプルな『TAGLIATORE』のブラックにダークブラウンストライプが入ったダブルのスーツに チーフも無地のブラウン、インナーは『LUIGI BORRELLI(ルイジ ボレッリ)』の白シャツといった、全てを削ぎ落としたような究極なシンプルコーディネート。。。
舞台自体も大掛かりなセットや仕掛け、そして華やかな照明や音響もまるでなく、
ただ二人の座る2客の椅子と 水の置かれた小さなサイドテーブルのみといった、これ以上ないシンプルな演出…。
そこで繰り広げられる、並んで座った男女の演者が、手にした台本をただ読み上げるだけの2時間というものが、どれだけ見る側に衝撃や感動をもたらすのかというのがこの舞台のテーマであるわけでして、1990年8月19日のパルコ劇場での日本初日以来、この一つの台本を、年齢も個性も異なった様々な500組近くのカップルが読み続けています。。。
つまり俳優や観客の世代、年代、個性に応じて、毎回 同じ作品とは思えないほど全く新しい『ラヴ・レターズ』に生まれ変わっていくわけでして、
演ずる側もノーアクションのまま 、ただ「言葉」のみで感情を表現していかなければならないので それはそれは大変なわけであります。
東京公演は『EXシアター六本木』にて この日からの3日間(10/7〜10/9)は我らが高橋克典が…その後10/11〜10/12は筒井道隆氏、
10/14〜10/16は吉川晃司氏が 徹子さんの相手役を務めることになっておりますので、まだわずかながらにチケットも残っているようですので、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。。。
ちなみに大阪公演は『森ノ宮ピロティホール』にて、10/18高橋克典、10/19筒井道隆、10/20 吉川晃司のスケジュールとなっておりますので、当日は克典ファンはもちろん…もし関西方面に僕にファンがいるなら(笑)、わたくしも滅多に伺うことのない大阪で 会場をウロウロしておりますので是非遊びに来てくださいね〜!!
そういえば楽屋に届いた CXドラマ『後妻業』で共演した木村多江ちゃんからの楽屋見舞いのお花が素敵だったなぁ〜実は前々から僕の一番好きな女優さんだったんですが😍、そのドラマでKATSUのスタイリングを担当して以来 僕を認識してくれたみたいで、テレビ局とかですれ違う度に挨拶をしてくれるようになったもんだから おじさんは嬉しくてたまらないんですよね〜まぁみなさんからするとどうでもいい余談ですが…苦笑。
初日ということもあり 、18:30開演にもかかわらず、13:00に楽屋入りしてから 場当たり(ゲネプロ)や写真撮影、囲み会見、テレビ取材と 息をつく暇もなく忙しかったので、舞台終了後に ようやく本日最初の食事となりまして、
会場からすぐ近くの昭和の香り漂う六本木の雑居ビル 1Fに昔から店を構える
香港料理『尖沙咀(チムサーチョイ)』でサクッとディナー。。。
味付けがしっかりした「ピータン」からスタートして
今日は軽めにこの店の売りでもある点心を攻めようかと、まずはパリサクッと歯ごたえ最高の「春巻き」、
そして僕の大好物の「ニラ饅頭」から〜の
「大根餅」と続いて
大人気の「フカヒレ餃子」…と、案の定 静かに点心だけでお腹いっぱいになってしまったので、肉や野菜の一品料理はパスして
〆は見た目とは全く反した、超あっさり「香港醤油炒飯」…お腹が減っていたら五目あんかけがたっぷりかかった「福建炒飯」がオススメなんですが、やはり1日何も食べてないと 逆に胃が小さくなってしまい、意気込んでた割には 食べれないもんですね〜苦笑。
二日連続のチャイニーズでしたが、同じ餃子といっても全くの別物ですからノープロブレム…。
一つだけ注意事項を述べますが、相変わらず一人で店のフロアを仕切る『尖沙咀』のママさんは、未だ流暢な日本語ではないので 初めての方には驚くほどぶっきらぼうに感じますが、言葉使いというか発声の仕方(笑)が荒っぽいだけで(まぁ顔も結構な強面ではありますが…😅) 実はとても優しい働き者のおかみさんなので、あまり怖がらないようお願いいたします。。。(笑)
明日も同じ『ラヴ・レターズ』をまた違った衣装で…。
毎日同じことを演じているのに、毎日見ても違う何かが発見できる…そんなところがこの舞台の一番いいところなのかもしれません。。。