手術からちょうど3週間が過ぎ、いよいよ
その時に摘出したがんと見られる部分を精密検査に出した結果を聞ききに、再び『がん研有明病院』を訪れました。
ちょっと懐かしさも感じながら、(笑)予約時間ちょうどに診察室に呼ばれると、結果的に 少し深めに入り込んでいたがん細胞もあったらしいんですが、主治医の由雄先生の『神の手』により全て綺麗さっぱり削ぎ落とすことに成功したらしく、今後の抗がん剤や放射能治療も必要ないということで、ひとまずは食生活等には気を遣いながらも日常生活に戻っても構わないとのお墨付きをいただき、あ〜本当によかった!!
実は結果を聞くまでは、また何か新たなことでも見つかり、今後も治療を続けないといけないのかと少々ビビっていたんですが、これでようやくひとつの大きな山を乗り越えた感じです。😉
あっ!! もちろんアルコールだけはまだまだダメですけどね…苦笑。(というか、先生は死にたくないなら 一生ダメと言っておりましたが…汗。)
ただ約5%の確率ではあるものの、今後1〜2年の間に再発する可能性もなきにしもあらずということで、しっかり半年に一度は血液検査と胃カメラ、そして一番恐ろしい 何処かに転移が見られないかをチェックするCT検査を行うことを約束し、そのアポイントを取ってから病院を後にしました。
基本 現在 朝と昼は、プロテインかスムージーのみで食事は制限してはいるんですが(それでもたいして痩せないのはなぜ??😭)、またこういう時に限って自宅の冷蔵庫の中には、常日頃からお世話になっている札幌在住の重鎮の方から贈っていただいた
バスク地方の文化を伝える様々な食べ物やワイン、雑貨などを扱う札幌円山『GOZO』の
厳選された道産素材のみを使用した「バスクチーズケーキ」が眠っているもんですから、帰宅したらお祝いでランチがわりでいただこうかと…😅。
夜はついに10日前の『野田岩』の敵討ちとでも言いましょうか、
「うなぎ」のリベンジも兼ねて
天保年間創業の老舗うなぎ店『いちのや』西麻布店 2階の座敷へ。
いただいたのは 8品から構成される まさにうなぎ尽くしの「うなぎコース」(¥9500)。
まずはうなぎの「骨せん」から始まりの
「うざく」、
うなぎの「煮凝り」、
「うまき」、
「白焼」、
「うなぎ湯引き」…
そして「お新香」と
「肝吸い」が出てきたら
お待ちかねの「鰻重」の登場〜!!
「白焼」もそうですが、やはり『野田岩』のものとは比べ物にならないほど ふわふわ感を楽しめて めちゃウマい!!
今でもまだ思い出す時がありますが、あの「カレイの煮付け」のような薄〜いうなぎは一体なんだったんでしょうか?
やっぱ本物の「うなぎ」はこうじゃないとね〜😂。
デザートはさっぱりヘルシーにあずき入りの「豆乳プリン」…これで¥9500は納得のお得意なプライス!!
ただここ『いちのや』さんはお酒類が非常にお高いので、禁酒の身であるうちにもっと足繁く通わなくては…💦💦💦。
2軒目で向かったところは
ご存じ表参道『Blue Note Tokyo』!!
本日はもう何十年にも渡って、アルバムからライブまでの至るところで 暑いセッションを繰り広げ続ける、僕が世界で最も愛するこの二人の偉大なるミュージシャンの共演…それは
1978年にリリースされた、デイヴ・グルーシンとの共同プロデュースでもあるリトナーのアルバム『The Captain’s Journey』(デヴィッド・フォスターやジェイ・グレイドンも参加。)に
中学生になりたての頃に出会ってしまった僕は、
それ以来彼らのソフトでメロウなサウンドに首ったけなわけでありまして、
その後も81年のアルバム『RIT』でボーカルにエリック・タッグをフィーチャ―したAOR路線から、イヴァン・リンスをゲストに迎えた 85年リリースの、やはりデイヴ・グルーシンとの合作『Harlequin』(その年のグラミー賞編曲賞を受賞!!)や89年の『Color Rit』らのブラジル路線までと、
単なるジャズやフュージョンの枠を超えた、とにかく僕のガラス細工なような壊れやすいハートのドツボにはまる彼らの音楽に、僕はどれだけ今まで励まされて生きてきたんでしょうか?
今回のステージもその「Harlequin」を含む、昨今のリトナーといえばの代表作 で1993年リリースの「Wes Bound」から、僕が彼の作品で最も好きな「Etude」(『Color Rit』に収録)の超ロングバージョンまでと、約1時間半に渡り そのアーバンでメロウな熟練の魅惑のプレイを思う存分堪能させていただき、年甲斐も無く 感動で思わず涙ぐむシーンも。。。
それにしてもデイブグルーシンはなんと御歳88歳ということで、見た目も結構よれよれ気味で少し心配になってしまいましたが、いざピアノの前に座ると別人に変わるから、やはりもうここまで来ると頭使わなくても指が勝手に動いちゃうんだろね〜🤣!!
とにかく今回が最後の来日とならないことだけを心の底から祈るばかり。。。
僕の世代だとデイヴ・グルーシンというとすぐに頭に浮かぶのは、映画『恋に落ちて』のテーマソング「Mountain Dance」や1984年リリースのアルバム『Night – Lines』に入れられた「St. Elsewhere」、弟のドン グルーシンとの共作「River Song」などなどのような、聞いていてどこか前向きになれるような心地良いテンポのフュージョンなわけですが、特に一番好きなのは、20歳の頃 毎朝目覚めた瞬間に欠かさずかけていた「Early A.M.(Morning) Attitude」!!
もちろんギターは盟友リー リトナーであります。。。
ちなみに
今回の講演は12月2日の日曜日まで表参道の『Blue Note Tokyo』にて4日間講演として行われておりますので、その待望のミラクルステージをその自分の目で見るチャンスはまだ十二分に残されてますよ〜さぁ音楽史上に残る奇跡のリズムを刻みたいあなたは今すぐ Check it out!!