2004年10月30日に番組がスタートした日本テレビ系人気バラエティー番組『世界一受けたい授業』がこの日最後の収録を迎え、
19年と半年の間、校長先生として教壇に立ち続けてきた巨匠堺正章氏のタイドアップスタイルもこれで見納め…涙。
今月3月23日の土曜日に3時間スペシャルとしてONAIRされるそのコーディネートをご紹介しますと、
今シーズン S/Sもののブラックストライプのスーツ(TAGLIATORE)にボルドーストライプシャツ(BAGUTTA)…そこに合わせたタイはくすんだ大人っぽいイエローのペーズリー柄 (Francesco Marino)+チーフはブラック地の小紋柄(FRANCO BASSI by BEAMS F)、そしてシューズは『JOHN LOBB』のボルドーの「EDWARD」…といった、
決して最後だからって ややフォーマルにブラックを持ってきたわけではないんですが、結果なんだか少し最終回ぽく見えてしまうのかなぁ…😅。
逆に生徒として登場した高橋克典氏は、素足にタッセルなんか履かせたりして、いきなり春らしく爽やかな印象にまとめてみたんですが…苦笑。
実は20年前のこの『世界一受けたい授業』の初回収録にもゲスト出演していたKatsu...偶然とはいえ こんだけの国民的長寿番組の最初と最後を飾るなんて、なんか不思議な縁を感じますよね。
何度も言いますが、まぁそれにしても約20年…まだ僕が38歳の時からですから、スタジオでは涙こそ見せませんでしたが、この最後の日のモニターを見ているだけで様々な思い出が浮かんでくると共に、胸が熱くなってくるのは当たり前のこと…PTAによる「親が子どもに見せたい番組」では2006年から6年連続1位に輝くといった快挙も成し遂げたぐらいですから、それこそずっと日本一スポンサーウケのいい番組として君臨していたので、まさかこんな日がやってくるとは。。。
収録後に隣のスタジオで行われた軽めな打ち上げでは、今まで番組を作り上げてきた歴代のプロデューサーやディレクターを始め、長年校長を支え続けてきた学級委員長の『くりぃむしちゅー』有田哲平氏と、教頭先生の上田晋也氏 お二方の、決してしんみりとならないよう気の配られた笑いのあるスピーチの後、堺校長の心温まる〆の言葉をいただき、いよいよ気心知れた番組制作スタッフたちともこれでお別れ。。。
でもひとつだけとても嬉しかったかことがありまして、それは『くりぃむしちゅー』のお二方を担当する若きスタイリストたち(それぞれ別のスタイリストが担当。)が それぞれ別々ではありますが、わざわざ僕のところに「長い間 憧れのカズさんのスタイリングを間近で見ることができ、本当にいい勉強をさせていただきました…心から感謝しております。」と挨拶に来てくれたこと…実はこんだけ長年に渡り一緒に番組に携わってきたのに、今まで一度もちゃんと話もしたことがなかったもんですから、僕も申し訳なかったなぁと反省。
近々飲みにでも行こうと約束をし、僕にしては珍しく(笑)男性とライン交換をしました…😌。
うちの事務所の歴代アシスタントたちは、ほぼ全員と言っていいほど不義理な奴だらけで、独立後に僕を慕う人物は一人としていないもんですから(まぁ僕のせいなんでしょうけど…苦笑。)、そんなこと言われちゃうとじ〜んと来ちゃうよね…。
色々と質問したいことだらけとも言っていたので、もし僕のこんなロクでもないクリエーター人生の歴史で良ければ、いくらでも伝授しますから、チャンスがあればスタイリスト同士でゆっくりお酒でも飲みながら語り合いたいものであります。。。🥂
打ち上げ会場には和洋中揃えたたくさんのお料理がずらりと並んでいましたが、昔からそう言った場所でガツガツといただくのは苦手なので、地元『麻布十番』に戻り、遅くまでやっている『Cafe La Boheme Azabu-Juban』に立ち寄り、お疲れの白ワイン片手に、
メニューにはない『ラ.ボエム』オリジナルドレッシングのかかったシンプルな「グリーンサラダ」を作ってもらいつつ、
「ポルチーニ茸のリゾット」に、
「ガーリックトースト」をお供にした
大好物の「仔牛のカツレツ ミラネーゼ」で、禁断の深夜の腹ごしらえ…汗。
まぁ人生の節目の日ですから、どうか神様お許しください。。。
というわけで、いよいよ本格的なセミリタイア暮らしが始まってしまいましたが、まぁしばらくはのんびりとたまにゴルフでもしながら、今後の余生のことを考えてみたいと思います…😌。
あまりの円安で、そう簡単には海外旅行も厳しい時代ですし、とりあえずは
命より大事なグラ姫とよりべったりかな…😉。