久々の丸一日お休みなぽかぽか陽気の土曜日は、いつものごとくグラ姫を連れ「麻布十番」をお散歩旅…街自体も多くの人で賑わっていたせいか、今日は偶然にもいろいろな方に遭遇し お声をかけていただきましたが、考えてみたら普段の僕からは想像不可能なほどカジュアルな格好をしていたので ヤバかったかも…😅。
やはり日々ちゃんとした服装で表に出ないと、誰にお会いするかわかりませんので気をつけないといけませんね〜😌。
意外にも気の利いたわんこも入れるカフェなんてほとんど存在しない麻布十番…そこで割り切って
「一の橋交差点」に面しているので 落ち着かなそうと敬遠していた『TULLY’S COFFEE』が所用するテラス席に座ってみたら、
西日がちょうどうまい具合に当たり、案外心地よかったのは大発見!!
カカオを感じる芳醇なチョコソースの風味とエスプレッソの美味しさが詰まった「モカマキアート」を頼んだら
蓋にも大量の生クリームがたっぷりと付いていたので
早速グラ姫の出番!!
チョコも入ってたけど 関係なしにキレイに洗ったかのように舐めまくっておりました…笑。
そして夕方16:45の待ち合わせで向かった先は、『バーニーズ ニューヨーク銀座本店』をはじめ 様々な最新のトレンドを提供するスペシャリティストアなどの個性豊かな店舗が揃う『交詢ビル』…元々建物自体はこの銀座の一等地にある歴史的建造物なんですが、2004年にこのような多くのテナントを持つ商業ビルとして建て替えられました。
そのビルの商業施設の入り口とは別にある、物々しく警備員が目を光らせた会員専用の入口からエレベーターで9階まで登り、受付窓口で会員の名前と自分の名前を記入すると ようやく
メンバーの待つこの「談話室」に通されるわけですが、ところで一体ここはどこなのかと言いますと
明治13年に福沢諭吉が結成した日本最古の社交クラブ『交詢社』…下から慶應義塾で育った御坊ちゃまの大親友N氏が、僕の快気祝いをしてくれるということで、いきなり明治 & 大正の時代にタイムスリップしたかのような、チューダー朝ゴシック様式のこのクラブにご招待いただいたんですが、どこかの老舗名門ゴルフコース同様(笑)、スーツにタイドアップが基本のドレスコードということで
わたくしももう何年振りなのかも思い出せないほど久しぶりにネクタイなんぞをしてみました…苦笑。
英国風な「談話室」を出ると、
今度はやたらと天井の高い
コロニアル風な細長いスペースに 多くの肖像画が飾られ、まるでアジアにあるヨーロッパ調の高級ホテルやリゾート地のような雰囲気に圧倒されます。
よ〜く目を澄ませて眺めていると、一番奥の階段の上に
いらっしゃいましたいらっしゃいました〜1880年創業のこの慶応義塾出身者および縁故実業家のみしか利用のできない、日本で最初の会員制社交クラブの創立者であります福沢諭吉大先生〜!!
ちなみに慶應義塾御出身の方の場合、「先生」という言葉は福沢諭吉先生のみに使うというのが慣例とのことで、僕の周りも含め 世の中には「先生先生!」と呼ばれて喜んでいる方も少なくはないですがそれは 大丈夫なんでしょうか?(笑)
おそらく僕なんぞは一度も呼ばれることもなく一生を終えることになるかと存じます。
あれだけ仕事では他人にはスーツを着せときながら、自分では着ることに慣れていないもんですから、しがない会社員のようになってしまいそうで少々心配ではありましたが、
この鹿鳴館時代のようなインテリアの中に溶け込むと、なぜか不思議に大財閥の御曹司のように見えてしまうのは僕だけでしょうか…爆笑。
さぁ〜そしていよいよ100人以上は優にに座ることのできる 大きなシャンデリアが輝く「食堂」に到着…。
和洋様々にミックスされた、重厚感のある絵画や貴重な調度品の飾られたこのスペースの
お料理やサービスは『パレスホテル』と提携しているとのことなので、和も洋も用意されているコース料理もありますが、やはり名物の「ローストビーフ」をはじめとする 興味深い洋食メニューの数々を、今回はアラカルトで好きなだけいただきたいところであります。
というわけでこの日の前菜は
非常に大皿な「スモークサーモン」に
「生ハムのせカプレーゼ」を二人でシェアし、N氏は「白身魚のフリット タルタルソース」を挟んでメインは「ビーフシチュー」を。
僕は王道の「コンソメスープ」からの
「ビーフカツレツ」に「白いご飯」…といった流れで、飲み物も二人とも 泡からグラスの白ワイン、そして赤ワインとお決まりのコースでいただいたんですが、同じものを頼んでいるのに、なぜかワイングラスが僕のよりN氏の方がひと周り大きなグラスだったのが気になります…😅。
もしかしたら そういったところでもメンバーとゲストとの差をはっきりと区別しているとしたら、なんか「おもてなし」精神とは真逆のちょっぴり怖めな上から目線を感じざるを得ないところですが、僕的にはたまたまだったことを願いたいところであります。。。😂
食後は
「食堂」の真隣にある
その名もストレートに「酒場」に場所を移し、
この日もまた ここのところずっと取りつかれたかのようにいただいている「ジン」をソーダ割りでオーダーしましたが、さすがに今時流行りのクラフトジンなどは存在しなく、「タンカレー」か「ボンベイサファイア」のみだったのが少々残念。
居心地的には気持ち照明が明るすぎる気がいたしましたが、クラシックとモダンを掛け合わせたような
落ち着きのある大人のためだけの空間がやはりエグゼクティブ感満載で素敵すぎ…メニューに載せられていたカクテル等のプライスを見たら、だいぶ抑えられた金額が並んでいたので、メンバーにはとても優しいクラブなんだなと感じましたね〜昔の『ホテルオークラ』の「オーキッドバー」のように、ジンとかウォッカのボトルキープができ、いろいろなサンドイッチとががつまめたらもう最高な感じがしましたが(今もボトルキープできるのかな?)、まぁもう2度と来れない可能性の方が強いのであまり妄想に頭を費やすのはやめとくことに致しましょう…苦笑。
プロの僕よりも3倍は派手な『LARDINI』のチェックスーツに身をまとったN氏…本日は貴重な貴重な体験をさせていただき心から感謝。。。
基本的に非公開な場所でありますので、クレームのある慶應義塾関係者の方もいらっしゃるかとは思いますが、慶応幼稚舎の受験に敗れた 「三田」に憧れを持つ脱落者の『ご愛嬌』ということで何卒お許しくださいませ。。。