今回はHawaiiで今最も注目されているニューレストラン 2軒をご紹介いたします…。
まずは 神戸から高級住宅地「カハラ」に上陸し、セレブ御用達店として人気だったはずの『Central Bakery』がわずか3年弱で閉店し、
その跡地に昨年12月10日 、新たにオープンしたのが、地元で採れた良質な野菜や魚をふんだんに取り入れたリージョナルクイジーヌ『Kapa Hale(カパハレ)』。。。
地元カハラ出身のオーナーシェフ ケアカ・リー氏は、KCC(カピオラニ・コミュニティ・カレッジ)のカリナリースクール(料理学校)卒業後、ホノルルの『3660 on the Rise』や『Alan Wong’s』で働いた後に、メインランドに渡り、 サンフランシスコの『Benu』や N.Yの『Bernardin』といった有名店で修行を積み、再度ホノルルに戻り、最終的にはダウンタウンの『ピッグ&ザ・レディー』の総料理長を務めた後、ついにこの『カパハレ』をオープン…つまり
そんな彼のアメリカ、ヨーロッパ、アジアのエッセンスを全て取り入れた オリジナルな料理を提供したいという想いから生まれたのがここ『Kapa Hale』なわけでありまして、オープン当初から地元の期待を一身に受け、すでに連日予約困難な日々が続く大人気レストランとなっております。
店名の「カパ(kapa)」はネイティブハワイアンの人々によって作られる様々な模様の伝統工芸品のことで、「ハレ(hale)」はハワイ語で「家」を意味するというわけで、
シェフ曰く「一枚のお皿をカパとして、そこに自分のイマジネーションを表現し、そんな料理を通して人々にハワイの魅力を伝えていきたいという想いから 、妻のヘザーと共にこの店名にしました。」とのこと。
確かにお任せで頼んだカクテルひとつから、無国籍かつアートな見た目とお味でありました…笑。
この日オーダーしたのは
マサラカレーにガーリック風味のナンとウォータクレスのナムルを添えた「NAAN YA BUSINESS」($8)、
フライドガーリックの香りがアクセントの「HAWAIIAN BEEF TARTARE」($15)、
オアフ島ノースショアのコレア農園の菊芋(サンチョーク)の炒め物「SUNCHOKE」($12)、
一瞬なんだかよくわかりませんが、実はグリルした柔らかい蛸をブラックガーリック焼豚とロミロミトマトそして彩り鮮やかなイエローたくあんとともにいただく、お店のフェイバリッツでもある「LET’S TAKO ‘BOUT IT」($15)、
最後は自家製タリアッテレにカウアイ島産の大海老エビとプルコギのボロネーズソースを絡めた、「TAGLIATELLE ALLA SHRIMP & BULGOGI PORK BOLOGNESE」($26)…韓国スタイルと聞いてたのでどうせまたコチュジャン味かなんかの安っぽい味なんだろうと思っていたら、以外にもそんなこともなく、味は表現不可能ですが(笑)ピリ辛クリーミーで不思議なパスタでありました。
とまぁ 実にハワイらしい いわゆるフュージョン料理…若い頃は『Roy’s』や『Alan Wong’s』でずっと育ってきた(笑)僕的には、正直 一度伺えばもういいかなぁといった印象でしたが、シェフの真面目な性格や経歴を考慮すると、今後さらに化ける可能性は強いかも…まぁしばらくはハワイで最も注目のレストランの一つであることは変わらないでしょう。。。
そしてもう一軒が
巨大『ホールフーズ』の目の前の、高級コンドミニアムタワー『Anaha(アナハ)』の1階に昨年7月にオープンした、トルコ、地中海、中東の味が楽しめるレストランで、
なんとカカアコのファーマーズマーケットの小さなテントから火がついて以来、長い年月をかけてオーナーのアフー・ヘッテマ女子とシェフであるその母ニリさんの二人三脚で作り上げたという『Istanbul Hawaii(イスタンブール・ハワイ)』。。。
とても開放的な空間に仕上げられた店内は、オープンキッチンを中心に シンプルで異国情緒溢れるインテリアが特徴的…今のハワイの人気店は、どこへ行っても明るくてカジュアルな肩に力の入らないヘルシーなデザインが中心なのが ここでもよくわかります。
ホールフーズサイドにはテラス席も用意されておりますんで、ワンコ連れのお客様もちらほら…。
トルコ料理のランチというと、基本は数種類の「Humus」を
ピタパンにつけていただく前菜から始まり、
メインは「ラム、ビーフ、チキン」をチョイスして、それをプレートでいただくのかラップでかぶりつくのかって感じになるわけですが、この日はお腹があまり減っていなかったもんでピタだけを単独でオーダーしてから、
僕は「地中海サラダ」と「サフランライス」「ヨーグルトソース」のついた「MIDDLE-TERRANEAN PLATES」の「CHICKEN TENDERLOIN 2 SHISH」($19)をチョイス!!
僕は苦手ですが、やはり一番人気は癖のないラム肉とのことありました。
味はというと、僕のフェイバリッツで、ダウンタウンであんなにも大人気だったのに 2号店を出し失敗してしまった、今は無きモロッコ&レバノン料理『Kan Zaman』をよりお上品にした感じのお洒落ターキッシュといった感じで 、日本人の舌にも合うし、これはイケちょる!!
さらに初めて口にする、FILOという春巻きの皮のようなものを40層にも重ねた、パイ状の甘〜いトルコのデザート「NAGOMIANTEP BAKLAVA」($8)も、ターキッシュ感を煽ります。。。
あっ、そうそう〜お気づきかとは思いますが、使用されているお皿は全てカラフルな「Le Creuset(ル・クルーゼ)」…そんなちょっとしたことで 気分が上がっちゃう僕も単純すぎるかもしれませんが(苦笑)、なんかずらりとテーブルに並ぶとやっぱかわいいよね〜。
唯一ワインリストがそんなに安くはなかったのだけが気になりますが(苦笑)、まぁそれも踏まえつつ、今度はディナーでじっくりその実力を思う存分堪能してみたいものであります。。。