今年のX’masケーキは
初めて『銀座 ウエスト』さんの「チョコ（バター）クリームケーキ」をお願いしてみましたが、ちょっとお上品すぎて華やかさにかけたかなぁ…涙。
そんな2022年の『グラ（グラのX’mas）スマス』ですが、僕の食道癌が発覚し 治療に専念して以来 しばらく足が遠のいていた、友人でもある ガーナ出身 &「グランドハイアット東京」の 『OakDoor』や『TwoRooms GrillBar 表参道』出身の（笑）リッチーがオーナーを務める
麻布十番のアメリカングリル＆イタリアン『DIDI Grande』を予約…ちょっとカジュアル目ですが
グラが中心の『グラスマス』ですから、この店なら気兼ねなく彼女の大好きな牛肉をお腹いっぱい食べれるのと、
こんな世の中ですから 、もし客が少なかったらかわいそうということで 少しでもリッチーの店が潤えばと、一応多少は気を利かせての予約。。。
ただ予約の時点ですでに心配なことがひとつ…なんせだいぶ前に優秀なシェフが抜けて以来、リッチー自らが厨房に入り腕を振るっていたんですが、フロアもバイトしかいないし 一人ではどうしても店が回らず 、通常営業ですら 料理提供までだいぶ時間がかかっていたんですが、それにも関わらず、今回のクリスマスディナーはまさかの2時間制と聞いたので、それでしっかり回すことができるのかどうかということがだいぶ不安。
もちろん僕らは2時間制関係なしにいつまでもどうぞとは言われましたが、果たして当日は…。
ここんとこお店の前を通る度に結構席が空いていたから、勝手にお客さまの入りもだいぶ心配していたんですが、17:00スタートの店内はあっという間に満席となったので、それはまずひと安心…😌。
厨房にもリッチーの兄弟なの？って感じの異国のスタッフが二人ほど入っていて、リッチー自体はフロアで接客を担当していた（あともう一人、彼の娘さんと二人で。）ので、さすがに準備万端だなと安心していたら、ワインはすぐに出されたものの
テーブルにつくや否や提供されるはずの、ここの売りでもある食べ放題の「焼きたてバゲット」がまずなかなか出てこない…汗。
この日は 基本¥9000のクリスマスメニューを中心に、通常のアラカルトメニューもOKといったシステムでしたが、周りのテーブルを見てもあまりコースが出ておらず アラカルトの客が多かったので、それも店からしたら想定外だったようで、早くも暗雲が漂い始めた雰囲気…💦💦💦。
僕らもアラカルトで「前菜」3種類と「ステーキ盛り合わせ」、「スパゲッティアラビアータ」と頼んでおりましたが、
最初の「シーザーサラダ」まではすぐにテーブルに出されたものの、
後が続かず、二品目の「クラブケーキ」まではだいぶ時間が経過しておりまして、それよりも先に頼んだ 誰もが簡単にクッキングできるはずの「海老のアヒージョ」がもう永遠に出てこない…涙。
後から聞いたら娘さんが他のテーブルに持っていってしまったらしく、そしたらそこのテーブルの客もそれを食べてたというからもうどうしようもございません…😂。
空いていたテーブルの最後に入ってきたお客さんなんかは6人ぐらいの大人数で、そんな状況下ですからさっきからチェックしていると やはり一向に何も出てきていないもんですからだいぶイラついている模様…そしたらそこにまさかの満席なはずなのにカップルのお客さんが登場…💧。
予約していたお客さまらしく、え〜〜それならどうして今 満席なの？？
それも奥様らしき女性はお腹の大きな妊婦さん…立たせて待たせるわけにもいかないし、一体どうするのかとこっちの方が手に汗握って焦っていたら、まさかの2テーブルをくっつけて1テーブルにして提供していたものを、座っていたお客さんにお願いしてひとつ引き離し、なんとか無理矢理ひとつテーブルを作って座らせたじゃないですか〜いやいやなかなかの荒技。
お料理の方は未だどのテーブルにもほんのわずかしか出てきていない状況が続く中、
うちのテーブルだけ （それもようやくですが…😅。）「ジョンディービーフサーロイン 200g」と「栃木県産敷島黒毛和牛 モモ 200g」の「ステーキ盛り合わせ」が登場〜!!
とりあえずグラ姫だけはお目当てのそれぞれのお肉を一枚づつ しっかり平らげ 、ひとり大満足だったんですが、なんとエントランス付近を振り返ると もうすでに他のお客様が2組ほど立って待っており、時計を見るともう19:30 近く…つまりそれは次の回のお客さまたちでありまして、2時間制最初のパーティーはもう食べ終わって出ないといけない時間なのに、どこのテーブルもまだ全くメインにすらたどり着いていなく…あ〜この修羅場を一体誰がどう対処するんでしょうか？？
横のテーブルに座るお子さん二人連れのご家族も「子供のパスタはまだ？」と怪訝そうな顔でスタッフを睨み出していたし、もう僕としてもこれ以上この現場が怖すぎて見てもいられないし、もちろん 落ち着いて食べてもいられないので、とりあえず汗だくのリッチーを呼び（この時点で気が付けばフロア担当だったはずのリッチーが厨房で、全てのお料理を作っておりました…😅。）、「もうパスタはキャンセルして 僕らは帰るから、早く他のお客さんたちを入れてあげて。」とだけ伝え、 娘さんにチェックを頼むと、今度は彼女も超テンパっているもんだから どこかのサンドイッチだけ食べてたテーブルの安い伝票を持ってきたので、「これはうちのじゃないよ。」と教えてあげ、なんとか支払い済ませ てから こちらも汗だくで店を後にしました…😂。
いやぁ〜あれはヤバいでしょ〜💦💦💦。
僕らは近所だしいつでも来れるからいいけど、みなさんほとんどがカップルでX’masを楽しみにやってきたのに、席はないわ、料理は出てこないわ、目の前で次のお客さんたちは怒りながら待ってるわで、いくら友人の僕でもどうしたところでフォローの仕様がない状況…「ごめんなさいね…後で連絡入れます。」とだけ言って再び厨房へ走り去ったリッチーですが、一体あれからどうなったのか？？
そこでこの事件（笑）の疑問な部分をまとめてみると
1:厨房にいたあの謎のリッチーの兄弟のような二人は一体役に立っていたのか？
2:なぜ すぐに出せるはずの「バゲット」や簡単な「前菜」なんかを 前もって作っておかないのか？
3:人手が足りないのなら なぜ「クリスマスディナーコース」か「アラカルト」のどちらかに絞らなかったのか？
4:結局はフロアを一人で仕切る羽目になった娘さんが、なぜあそこまで気が利かなく ミスが多いのか？（おそらく無理矢理手伝わされてるからでしょうが…苦笑。）
そして何と言っても一番なのは
5:なぜ最初から料理が間に合わないとわかっておりながら 2時間制にしてしまい、予約をバンバン取ってしまったのか？
…と正直矛盾だらけのこの失態。
怖いもの見たさで、早くこの後の結末を知りたい気持ちでいっぱいですが、お店側もお客さま側も 当人たちからすれば笑い話になることでもないですし、とりあえず年を越してからでももう一度『DIDI』に伺い真相を突き止めてみようと思います …😉。
というわけで中途半端な20:00ぐらいにX’mas難民と化してしまったわけですが、お肉はつまんだものの〆のパスタを食べ損ねたもんで、一か八かで予約もしていない
大人気蕎麦店『麻布 川上庵』を覗きに行ってみると、案の定クリスマスシーズンのお蕎麦屋さんは、いくら日頃は人気店でも さすがに結構な空席っぷりでして、まさかのあっさりとグラの入れるテーブルをGet!!
世界中のトッププロが集うブラインド試飲「ベルリン・テイスティング」にて、ボルドー5大シャトーに勝利した実績を持つ、世界最高峰のカベルネを生んだ名門『エラスリス』による極上のデイリー・カベルネ「VINA ERRAZURIZ ESTATE CABERNET SAUVIGNON（ヴィーニャ エラスリスエステート カベルネ ソーヴィニヨン）」をいただきながら、
お通しの「かまぼこときゅうり」に、
「蕎麦味噌」と
地味に「里芋のフリット」を軽くつまんで
冷たい「せいろ」蕎麦でようやく締まった感じかな…😅。
いやいや昼からドタバタな一日でしたが、なんだかX’mas感は全くゼロだったような…汗。
しかしいきなりの飲み過ぎで左足が痛風を起こしそうな気配なので、明日から二日間だけは休肝日とさせていただきます…😅。
