知り合ってもう何十年になるんでしょうか?
もうホントにもの凄〜く若い時から、この醜いファッション業界(苦笑)でお互い助け合いながら生きてきた旧友たち二人と、超久々に集まろうということで、
僕は今回が初訪問となる、麻布十番『松栄寿司』…恵比寿の老舗寿司屋『松栄寿司』から暖簾分けした店とのことですが、驚くことにその印象はあまりに異なり、店の全てが黒づくめで やたらと夜の匂いがプンプンする、寿司屋にしては珍しく銀座のクラブのようなインテリア…苦笑。
さすが 超がつく遊び人の友人がチョイスするだけはありますなぁ…😌。
メニューの内容としては、数種類用意されたコースのみということで、これまた恵比寿とは違ってお好みは基本ない模様…ではこの日の献立をご紹介しますと、
まずは温かい「ふぐのスープ」で胃腸を優しく活性化させてから
いきなり一貫だけ「本鮪中トロ」握りが登場し、
「毛蟹の土佐酢ジュレ」、
マコモダケをのせた「燻製鰹」、
写真撮り忘れの「カワハギの肝巻き」に
「さんまの利休焼き」、
再び写真の見当たらない「ハモ細切り」から
「白子茶碗蒸し」、
「ふぐ葱 紹興酒ポン酢あん肝のせ」、
「白身魚と甘海老の春巻き」、
「佐島の蛸 海苔の佃煮のせ」、
「ししゃも焼き」、
「ハタの新蓮根蒸し」、
「海老芋と秋鮭」、
「猪豚しゃぶしゃぶ」…と伝統野菜と旬な食材を使用したお料理が続き、〆の握りは
「大トロ」、
「ヤリイカ」、
「鯵」、
「青柳」、
「ボイル海老」、
「雲丹」、
「鮪づけ」、
「穴子」…と流れて
「味噌椀」に
お口直しの「葛餅」でフィニート…結構な品数でしたが、全てがとても可愛らしいサイズだったもんで、最後まで美味しくいただきました。
今の雑誌社の現状から大昔の武勇伝までと、まぁ〜懐かしい話も含めてだいぶ盛り上がり、さすがに一軒では語り尽くせないと、もう一軒はしごすることに…これまた 昔はほぼ毎日のように訪れていたのが 今や懐かしい、
西麻布から元麻布に移転した『“lⅱ”(Bar Gojyuni-Ban)』…今は亡き中村勘三郎氏や篠山紀信氏らが愛した、本来なら超がつくオーセンティックでアダルトなバーなはずなんですが、この日は そんな店に全くそぐわない 20代後半ぐらいの 今時もいいとこな若き成功者軍団が、お決まりの男子のみの6〜7人で & カジュアルなTシャツスタイルでシガーを楽しんでいたのを見て、再び我らオヤジチームは「時代は変わったな…。」とつくづく実感…苦笑。
みんなその若さで、ブラックのチタンカードをチラつかせながら ベントレーやランボルギニーの四駆あたりを乗り回してるっつうんだから、もうついていけないよね…まさに「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」のマッカーサー気分でありますが(涙)、でも楽しかった〜またみんなで集まってお互いの傷を舐め合いましょう。。。