お久しぶりの
情報非公開 & 一見さんお断りイタリアン『5 1/2(チンクエメッツォ)』での食事会…店名は以前にもお話しした通り、イタリア語で読むとなんとなく格好よく感じますが、単純に駄洒落で『ごはん』をもじった意味。
元『Appia』総料理長(その前はもちろん『CHIANTI』)の葉狩 洋シェフも相変わらずのダンディーぶりを発揮しております。
前に来た時、厨房内ではは日本人アシスタントの方が働いておりましたが、今はヨーロッパ人らしき男性の方がシェフからの英語での指示を聞き、テキパキと作業しておりました。
ワインは早々にいつもの
「MARRAMIERO PUNTA DI COLLE(マラミエーロ プンタ・ディ・コーレ)」を空けてしまい、
皮ごとの醗酵&樽熟成を行い、ノンフィルターでボトリングされる「変態」オレンジワイン(笑)『BRESSAN』をグラスで。
アミューズとして出された ひと口サイズの「クリームチーズのカナッペ」をいただいた後の
アンティパストは、「雲丹を乗せたセロリのムース」と「スモークサーモン」の冷たい前菜二品のみ。
恐ろしいことに、もうすでにこの時点でお腹がいっぱいになってきております…💦。
頑張ってオーダーしたパスタは、久々に王道の「スパゲッティ バジリコ」。
そしてダイエットを気にしている僕に、葉狩シェフがオススメしてくれたメイン料理は、この日手に入ったばかりだという、筋肉質で脂質が少なく、しっかりした噛みごたえの中に、肉そのものの甘みや旨味、コクを感じる赤身肉「キアニーナ牛の炭火焼き」。
イタリアで最も古い牛であり、幻の白牛と言われる世界一大きな牛「キアニーナ牛」は、イタリア中部トスカーナ州のキアーナ渓谷(Val di Chiana)の地名に由来する超高級肉。
欧州連合統一の保護地理的表示(IGP)の対象のひとつとして、厳しい規定のもとで管理されており、元々はイタリアでしか食べられなかったんですか、ようやく2017年から日本での展開が解禁されました。
日本人というと、「柔らかくて脂身のある肉=高級 & 美味しい」と思い込んでる節がありますが、古くから肉食が栄えたヨーロッパでは、弾力に富み、旨味が濃く、どちらかというと硬いといった印象の迫力ある食べごたえの赤身肉の「キアニーナ牛」こそが、最も優れた肉とされているとのこと…確かに切るのもやっとというぐらい硬かったんですがその旨味は絶品!!
少々お値段は張りますが(こんな小さなカットで¥8800!!)、これならどう考えても太るはずはなさそうであります。
いやぁ〜でもそれにしても食材が相当値上がりしてしまったと嘆いていた葉狩シェフのお言葉通り、相変わらずお会計は単なるご飯屋さんとはいかない立派な金額のココ『5 1/2』…昔のように簡単に食べに行こうよとは口にできなくなってしまったのだけは残念で仕方ありません。
近頃は安い寿司屋や蕎麦、焼き鳥のような地味な飲食店ばかりで、あまりこういった華やかな場所で食事をすることも少なくなっていたんですが、『5 1/2』の翌日も
我が家からわずか1分で到着してしまう(笑)、超隠れ家的無国籍料理店『酒肆 ガランス』にて会食会。
ここに来ると、やはり豊かな果実味と軽やかなタンニンと、フレッシュ感のある口当たりでバランスが良いオレンジワイン「MAS DEL PERIE SKIN CONTACT(マス デル ペリエ スキン コンタクト)」があるのが楽しみなんですよね〜。
ポテトチップスにトリュフ風味のマッシュルームペーストを乗せた、いつものアミューズから始まり、 すぐにお腹いっぱいになってしまいますので、慎重にメニューを選んだ結果、オーダーしたものは
「車海老の紹興酒漬け」に
周りに豚肉を巻いて揚げた「イチジクのフリット」。
「穴子の炭火焼き」に
「アンディーヴ、ロックフィール、リンゴのサラダ」。
そして〆はもちろん名物の、イカ墨を練り込んだスパゲッティに大量の海苔がかかった「濡れがらす(海苔のパスタ)」で決まり!!
ここは炭水化物系に名物料理がたくさんあるもんですから、ちょっと前なら「麻婆麺」や「ニンニク地獄パスタ」、さらには「南インド風カレー」ぐらいまではオーダーしておりましたが、さすがに今は無理…😂。
まぁとにかくあまりに頼みすぎていた事は明らかで、これぐらいが普通でしょ?
でもワインはしっかり2本空けた上に、この後また『ラ.ボエム麻布十番』で白ワイン1リットルを空けてしまったから、またどうやって帰ったか覚えていないという事実。
もしかしたら近所だと安心しすぎて逆に危険なのかも…😅。
週末の『麻布十番納涼まつり』こそは、おそらくグラ姫も連れて行くだろうし、十二分に気をつけなければいけませんな…💦。