10数年前になりますが、僕が某ブランドのカタログのディレクションを頼まれ、予算の限られた中 無理矢理ですがHawaiiでシューティングを決行しまして、その打ち上げを東京に戻ってから青山のイタリアンで行った時に、偶然そのブランドのオーナーデザイナーが連れていらしたのが まだ当時はそれほどまで大きくはなかった『TREMEZZO』の代表小林裕氏…実はこの時が僕とコバさんの初対面でして、いきなり意気投合しそのまま僕の麻布の家に遊びにきて、自分で言うのも何ですがそのスケールの大きさに驚かれていたのを今でも昨日のように覚えております。
ちょうど『TAGLIATORE』や『PT』との取引が始まり、セレクトショップで大人気になりそうな気配が生まれていた頃でして、それらのブランドの魅力に翻弄された僕は すぐに「このブランドこそマチャアキさんにピッタリ!」とコバさんに相談し、とりあえず一度会いましょうということで、初めて巨匠を『TREMEZZO』に連れて行き コバさんに紹介した時の写真が
この一枚…やはりすぐに心打ち解け、全面的に堺に協力してくれることになり、歴史が動いたというわけであります。
実は全くこの写真の存在を忘れていたんですが、いきなりラインでコバさんが送ってきたもんだから、なんか懐かしくて ついご紹介しちゃいましたよ〜いやいやそれにしてもみなさんお若い!!
おそらく15年近くも前のものですから、僕も現役バリバリでしたし、まさに地でいく「あの時君は若かった」😅…まぁそりゃそうだよね〜🤣。
とまぁこんな雑談を踏まえながら(笑)、今宵のディナーはどこかと申しますと、このブログにも何度か登場している
完全情報非公開のイタリアン『BYOUX』…もちろん電話やSNSなどでの予約は不可ですので、来店し帰りのお支払いをする時に次回の予約を受け付けてくれまして、今回は昨年の12月の頭以来だから約3ヶ月ぶりかな…まぁ毎回それぐらいのペースとなっております。
何度も書いてるのでもうお分かりかとは思いますが、お料理はコースとなっており、ドリンクの方はアルコールも含め全て飲み放題!!
特にやはりワインが凄くてですね〜普通のフリーフローだと上代で¥1000もしないような安くて薄っぺらいワインしか出てこないのが当たり前なんですが、この店は店内の真ん中に位置するワインセラー内のものなら基本¥10000のものでも¥20000のものでも全てOKといった太っ腹!!
グラスで頼んで色々な種類を試し飲みするもよし、お気に入りの銘柄をボトルで頼むよしと、まぁワイン好きにはたまらないシステムなのは言うまでもありません。
今回1本目のワインは ジョージアを語るに外せないワイナリー『Shalauri Wine Cellars』が作り出す
オレンジワインの傑作「Shalauri Cellars Rkatsiteli(シャラウリ・セラーズ ルカツィテリ)」からスタート…オレンジワイン特有の収斂性のあるタンニンが果実味に見事に溶け込んでおり、これは飲みやすい!!
お料理の方はまずいつもの
「アランチーノ」や「チキン唐揚げ」などを含む「6種類の前菜盛り合わせ」から…一番最初にこの店に連れてきてもらった時は9種類でしたが、もちろんもこの6種類ですら食べきれないのが今の僕の胃袋の状況ですから、全くをもってノープロブレムであります。
2皿目は僕の苦手な「ラム」ですよ〜「羊」が出てきちゃいました〜でも「黒にんにくソース」がめちゃウマだったので2/3ぐらいは食べられちゃいましたけどね〜😅。
2本目のワインもやはりオレンジで「アメリカで最も売れているオレンジワイン」として名高い「Field Recordings Skins(フィールドレコーディングズ スキンズ)」…普通のものより遥かに長いスキンコンタクトで味も濃厚〜アプリコットや白桃、タンジェリンオレンジなどのフレーバーもいい香りで、すっきりとした飲み心地と旨味のバランスがもう言うことなしって感じであります。
3皿目はお魚で「カジキマグロのソテー」。
4皿目はこの店のフェイバリッツとも言える大きな大きな「キッシュ」…4種類から選べるんですが、
今回は確実に美味しいに決まってる濃厚な「海老のアメリケーヌソースのキッシュ」!!
今まで全くキッシュなんて興味がなかったんですが、マジでここのは最高〜そりゃ店の名物にもなるわけですよね〜。
3本目のワインはついに登場〜もう説明は不要ですね…あらゆるCHARDONNAYの中で最も優れた真骨頂、カリフォルニア生まれの『BREAD & BUTTER(ブレッド アンド バター)』のお出ましです!!
この名前は単に「パンとバター」という意味ではなく、「人生に欠かせないもの」という表現のひとつで、このワインがそれだけ人生に欠かせないものであるというメッセージが込められております。
5皿目はシンプルに「牛フィレのステーキ」…それを小さくカットしながら話に夢中になってたら、いつの間にか
2本目の『ブレバタ』も頼んでしまいましたよ〜このピッチヤバくない??💦
最後6皿目はサイズを選べるパスタでありまして。本日は「カラスミとシラスのペペロンチーノ」…ちなみにパスタの量は「極小」の一口サイズからの「小」「中」「大」と選べますが、この日の僕は「小」に致しました。
お肉と魚は食べきれず少しだけ残してしまいましたが、しっかり「キッシュ」を平らげてしまったのでもうお腹はパンパン!!
ドルチェにこれまたこの店のフェイバリッツであります
熱々焼き立ての「フィナンシェ」が出てきて、
本当の〆となる「アイスクリーム」と「コーヒー」or「紅茶」でようやくのフィニート。
それにしても浴びるように呑みみ続けた僕が言うことではないですが、(😅)こんだけ呑んで食べてお値段おひとりさまジャスト¥15000(税込)って、お店の経営は本当に大丈夫??😅
いやぁ〜ホントにまさに令和の「神イタリアン」…次回はやはり3ヶ月後の6月の頭であります…😌。
楽しみ〜〜〜!!🥂