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AUG 2012

真夏の『Fairy Princess』。。。

心臓の機能低下から脳に酸素が回らなくなって今年4月、てんかんを起こし生死をさまよったグリ姫......それから4ヶ月たった今、こんなにも奇跡的に元気になったお祝いに彼女が大、大、大好きな『軽井沢』3泊4日のVacationに2年ぶりに行ってまいりましたぁ~!!

2年前までは「朝起きたらそのまま外に出て走り回りながら芝生でちっち!」がお気に入りだった『姫』でありますが、足腰が弱ってもうそんなに激しくは動けない今となっては朝露で濡れた慣れない芝生よりも、都会と同じコンクリートの方が歩きやすかったみたいで気がつくとドッグランを通り越してカート道をよたよた...でもご覧の通りやはり終始笑顔でご機嫌な姫ではありました。。。(笑)
という事であくまでもグリ姫が主役の軽井沢の旅...当然食事も必ずいつも一緒だからもちろん必然的にどこに行くのもワンワン歓迎のレストランとなるわけです。
事故渋滞で4時間もかかって到着してまず向かったのはご存知!軽井沢の野菜やフルーツを使ったPIZZAで全国的に有名な『enboca』!!

...なんですがこちらの住人でも気がつかないほど中軽の森の中にひっそりあった隠れ家的一軒家だったこのお店...なんと昨年の11月にたき火の不始末で全焼してしまい今年の春から心機一転、旧軽の本通りに移転との事......
嫌な予感はしておりましたが案の定やはり車の通りも多いメインストリートのモダンな建物の1Fという事で、随分と昔の趣きとは別のイメージ.......。(涙)
でもそんな旧軽ど真ん中のわりには周りに緑も多く、白を基調にしたオープンキッチン&吹き抜けでロフト風な店内は清潔感満点で女性にはうけそうではあります。(僕的には白っぽい場所が自分の内面とリンクしすぎているせいか-笑- やや苦手でありまして、やはりウッドを基調としたもうちょっとブラウンぽいとこのほうが落ち着くのですが...。)
定番の「マルゲリータ」と「野沢菜」のハーフ&ハーフPIZZAや...

シャキシャキの「レタスの釜焼き」、『エンボカ』ならではの珍しい「大葉」&「フェンネル」のハーフ&ハーフPIZZA等々...もちろん味の方は健在ではありますしたが、たまたまその前日からの数日間...実は東京でのディナーでPIZZERIAが続いてしまっていたのプラス、変わりすぎたお店の雰囲気や「メインシーズン」ということでの雇われているであろうバイト君達の接客への不満も含めていつもより多少ありがたみがうすれていたのはぶっちゃけ正直なところであります。。。(涙)

そして「愛犬と入れるレストラン」のディナータイムで想像以上に素敵だったのは...

泊まれるフレンチで有名な『Aubergu.de.Primavera』の姉妹店で約7000本のワインを保有するセラーと薪のおき火で炙り焼き料理を自慢とする『ピレネー』であります!
斬新なフレンチが苦手なわたくしですが、ここまでクラシックなメニューだと逆に失礼なし......フランスはバスク地方の『ペピラード』や...

『サーモン.タルタル』からスタートとして何と言っても嬉しかったのが「お好きなだけお召し上がりください!」と大きなポットで登場した大大大大だ~い好物の『スープ.ドゥ.ポアソン(魚のスープ)』!!
5~6杯分はあったと思いますが、あまりに美味しくて結局すべて飲み干してしまいました。。。若い時にタヒチ.ロケで本当に手の込んだこのスープに出会って以来、今だにメニューに見つけると必ずやオーダーする逸品であります!

メインは『ヒラメの暖炉焼き』&『鴨胸肉の暖炉焼き』をちょこっとずついただいてもうお腹パンパンの大満足!!

暖炉を中心にカウンター席と円卓、そして愛犬も一緒にいられる気持ちよすぎるテラス席(冬もビニールシートで覆ってくれるので、なんと一年中ワンワンOK!)とあるので様々な状況に対応できてとても便利な一軒!
ワンワン用の『いろいろなお肉の入ったおにぎりセット』まであったりするので姫もご覧のとおり終始ご満悦でありました...よかったよかった。。。(笑)

もう一軒、軽井沢に行くと必ずや訪れる名店...これまた愛犬と過ごせるテラス席がとても心地よいお蕎麦の名店『東間』であります!!
もともとはもっとわかりにくい林の中にぽつりと営業していた完全予約制(1日12組)&15歳以下入店不可のコース料理のみの高級蕎麦屋だったんですが、現在は姉妹店でありました『Zen』というお蕎麦屋さんと合併し場所もそこに移転してだいぶカジュアルに営業しております。

いつもの流れはまず最初に『軽井沢高原ビール』を一気に飲み干し、そそくさと辛口のキリッと冷えた冷酒に切り替えたらとりあえず自慢の『焼き味噌』&名物『ごぼうの唐揚げ』からはじめて...

4人前はありそうな大きな『出汁巻き玉子』や『葱の春巻き』といただいて...

〆のお蕎麦...オススメは何と言っても『とろろ蕎麦』!!手打ちの出汁つゆととろろの絶妙な調合が完璧なつけ汁は、最後の蕎麦を絡めたところで全てなくなるように計算されていてなんともあっぱれ!
偶然ではありますがここのマダムもシュナウザーを飼われてるみたいで「こんなにおとなしいシュナははじめて見ました。」と、とてもグリのことをかわいがってくれたのでまたまた姫もたいそうご機嫌な時間を過ごす事ができました。。。(笑)

あとプリンス通りにある一軒家のチャイニーズ『翠天楼本店』(アウトレット「味の街」にも飲茶や定食中心の支店がありますが、こちら本店はシックで本格的な雰囲気!)もテラス席ありで愛犬同伴OK!!

オススメの『豚肉の細切り味噌炒め』はキュウリやネギと一緒に珍しいクレープ風の薄高野豆腐に巻いて食すヘルシーな一品!どの料理も上海風であっさりなんで嬉しい限りであります。。。

姫が眠っている午前中は朝から二日間に渡り『72カントリー』東&南コースとラウンドして...

午後から一緒にランチしてからのんびりお昼寝して...楽しかったね、世界で一番大事なグ~タン...もう少し涼しくなった秋口にでもまた一緒に来ようね。。。
うちの娘のなってもう15年以上たてしまった姫ですが、彼女との「思いで造りの旅」はまだまだこれからももっともっと続いていくのです。。。

PS:今回も宿泊した『軽井沢プリンスホテル』ですが...いくらONシーズンだとおっしゃってもここまで何十年もシステムもサービスも変わらない古びた汚いログハウスででひとり愛犬込みで一泊約¥40000はありえません!
ひと部屋でその値段ならまだわかりますよ...でも4人部屋のお粗末なこのお部屋、4人で泊まったら¥14~5万かかるって考えられない!!
いつまでたってもあんな時代遅れなログハウスのままで、しかもセンスのかけらもない「昭和」かよと突っ込みたくなるようなベッド&カバーや小物たちから入浴したら逆に身体が汚れてしまいそうなちっぽけなバスタブまで、何をとってもいいとこなし...大浴場に行こうとしたら「有料です。」と言われるしインターネットは今時まさかの「つながりません。」...軽井沢と言えどもなかなかワンコと一緒に宿泊できる場所が少ないのをいいことに愛犬家の足下を見てそんな馬鹿げた金額設定してるんでしょうが、もう許せない!!
まったくをもってホテルサイドから犬に対しても人間に対しても愛情のかけらも感じられないのでさすがに今回が最後ですね...もう宿泊する事はないでしょう...昔の良き時代の憧れだった『プリンス』はどこへ行ってしまったんでしょうか???(涙)

あともうひとつ...「昭和」と言えば 古くからそれこそ「プリンス通り」にある知る人ぞ知るステーキハウス『ニコニコ牛』...同じく古びたログハウス風な佇まいでありますが、こういうレトロ感はいつまでも大歓迎であります!!
もちろん愛犬も同伴可。。。(v)