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OCT 2011

『大人なの?子供なの?』

みなさまには毎日毎日遊んで暮らしてるようにしか見えないであろうわたくしのライフスタイルではありますが、月に何回かはとんでもなく忙しい日がありまして、
そしてそれは昔からなぜか決まって同じ時期に集中するものでございます。。。
若い頃から集中力が持続しないわたくしは、その分、その月のわずかな時間だからこそ顔を出す「ハングリーであり愚かな」(あれっ?どっかで聞いたなぁ...。天才の死に追悼。。。)わたくしがあってこその今のゆとりある
前向きな生き方でありますので、そこはさすがのわたくしも「やる時はやる男!」としてしっかり実力を見せつけとかないといけません!!
この日もここ数日の撮影&飲み会ラッシュの疲れそのままに、朝5時からの撮影前恒例「ハイアット早朝サウナ」ですらまったくもってとれない驚くべき顔のむくみを引っさげながら、7時すぎから新木場「夢の島マリーナ」にて
いつものSONY.VAIOマガジンの連載企画でカービュー編集長加藤拓人氏とともに新色の真オレンジ.アーストン(イタ車かっ!)を撮影&対談..。

その後11時から16時まで六本木スタジオにて某ネット広告のお仕事で石田純一氏 を撮影&スタイリング!

これがまたカット数やレイアウトがその時の現場の雰囲気で~なんつうゆるめなシューティングだったもんで、なんせ何も決まってないもんだから逆にどこまでやっていいものか?どこで終わろうか?等がわたくし任せなとこであったりして、撮影自体よりも気使いで疲労爆発。。。
ただそうは言ってもアドリブ好き&得意なわたくしでありますので、撮影自体は2時間も巻いて14時終了!われながらあっぱれじゃ~とうぬぼれておりました。。。
が、しかしこれがマズかった......次の仕事でテレビ局に入る前に余計な時間が空いてしまったもんだから、ここんとこ急激に秋が深まったのにも背中を押されてふら~っと何となくお買い物に出てしまったのであります。。。
向かったところは表参道にあります高級セレクトショップ『ストラスブルゴ』。
洋服の兆候としてはどこの有名セレクトショップでもそうなんですが、今年の流れはトラッド色が強すぎなのかジャケット一枚とかだけで人を魅了できるような色気のあるものがまったくなく、いっぱい重ね着したりしタイドアップしたりしてしっかりコーディネートしないと洒落て見えないといった、クラシックなアイティムばかりなもんで、わたくし的にははっきり言ってオヤジくさすぎて購買欲がなかなかわかないのが正直なところ。。。
(オヤジなのでオヤジっぽいもの自然に嫌うようになっていました...ん?いつの間にやら??)
つまりコーディネート嫌いなわたくしは(私服のことです...。)さらっとカジュアルなインナー一枚にどうやぁ~つう上質かつ人目をひくうわものをはおるのが好きなもんですから、今年は流れと違ってピンチなわけであります。。。
でどうすんのよってところで見つけてしまったのが足下さえよければ全てよしってわけで、この『Borgioli』のワークテイストなごっついブーツ!!

エレガントなジャケットスタイルにロールアップしたチノ&カーゴ...それにわたくし的にはいつもシュッとした細身のドレスシューズなんですが、足腰も弱まってきたことですし今年は目線を変えて厚手のソックスに無骨なワークブーツといったアウトドアな足下が気分でありましたので、少々お高かい買い物でしたが即ゲットしてしまいました!!

アンティーク仕上げな味のある丸顔フェイスもイメージ通り...できるだけ逆に上品なスタイルにガツンと合わせたいところであります...がここで終わらなかったからさぁ~大変!!

「あ~高かったけど持ってないタイプだからいいよね?いやよかったよかった...。」と自分で自分を心の中で納得させながらお店を出ようとしたその瞬間!...またまた見つけてしまったのです...出口のすぐ横の棚にひっそりと飾られた『MAXBERRE』のネイビーパテントローファー!!いつもと違ったテイストが今年の気分なんて言いながら、やはり大好きなものはいつまでたっても大好きなわけで...人目惚れであります。。。
『PREMIATA』設立後、『SANTONI』、『Y.S.L』そして『TOM.FORD』と...数々のトップメゾンでの華麗な経歴を持つ彼ならではの計算つくされたエロいボディーラインもさることながら、めちゃ美しすぎるネイビーの色出し&エナメル使い...これはゲットしないわけには行きません...(涙)。履かないでずっと神棚に飾っていたいぐらいであります。。。

てなわけで久々やってしまいました高級紳士靴2品衝動大人買い(長い!)。。。フリーランスの悲しい性で、たまに仕事が忙しいいと後先考えず、すぐにリッチマン気分で調子をこいてこのザマであります。。。(トホホ...。)
誰からも何も祝っていただけなかった(涙)哀れなマイバースデーに、せめてもの自分からの誕生日プレゼント......ってこらこらっ~!それって悲しすぎません???
しかし!そんな「どこまで俺嫌われてんだろう?」と落ちてるところにこれまたタイミングよく、今朝撮影で一緒だった親友のカービュー加藤ちゃんたちが3週間遅れのバースデーを祝ってくれるとのことですぐさま復活!!(単純!)
最後のお仕事を気分よく終わらせ、ディナー用のコスチュームに着替え、そそくさと待ち合わせの麻布十番の人気イタリアン『CHE.PACCHIA』の向かう「こどな」(注:子供のような大人の意)な46歳...
そう。それがわたくし小川カズであります...(涙)。

もちろん誕生会の足下は、当日買ったばかりのピッカピカの『Borgioli』であったことは言うまでもありませんね。。。(やっぱり子供か〜笑)