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MAY 2011

'2011.春.『HAWAII 通信』vol.1

今年に入って、親友である世界文化社の松尾健太郎氏が男性ファッション雑誌『Men' EX』の編集長という古巣のスポットに再登板することになりまして、巻頭の6Pだけ多少色気のあるグラビア的ファッションページをやってもらえないかというオファーをいただき、何を今さらこんな年寄りが過酷な雑誌のページ作りをと思いつつも、わたくしサイドの企画等もある程度聞いていただけるトータル.ディレクション(企画、構成、モデル&スタッフキャスティング、フォトグラファー、スタイリング等々...。)との事でありましたもんで、人気雑誌の顔をつぶさぬよう気を引き締めまして、5月号から老体に鞭打って取り組まさせていただいております!!
そこで...限られた予算の中でならロケ場所等は自由がきくという事で......空回りし続ける自粛ムードを吹き飛ばす意味も含め、渡航回数100数十回のネットワークを最大限に使わせていただきいきなりの『HAWAIIロケ』を敢行してまいりましたぁ~!!
今年の正月、女性誌『25ans』のハワイ特集(6月号!ただ今絶賛発売中!)のナビゲーターとして石田純一&理子夫妻を連れ撮影させていただいた、今ハワイで一番のホットスポットでありますホテル『THE.WAIKIKI.EDITION』の全面協力を得まして、シューティングはもちろんのこと、今時こんな贅沢をさせていただいてよいのかという10日間で新たに仕入れた「ネタ」を少々お話させていただきます!!

*『EDITION』では毎朝コーヒーやハーブティー等が2F「SPA」前に設置されるカウンターでフリー&セルフで提供されます。

*ホテル.プールサイドに咲くオレンジやピンクの『ブーゲンビリア』

*一日中太陽と共にくつろぐ『サンライズ.プール』では朝から深夜までカクテル等のフル.バーメニューを楽しめます!

とは言ってもこの歳になりますとビーチだ買い物だぁと動き回るわけでもなく完璧に「暮らすハワイ」的感覚になっておりまして、あくまでもわたくしの勝手な意見なので不機嫌にならずにおつきあい下さい。。。
まずニューオープンの店を何件かわたくしなりにチェックしてまいりましたぁ~!
まずは本家台湾から、恵比寿、横浜そしてここハワイ.キングストーリートにも新たに出店してきました話題の小龍包専門店『JIN.DIN.ROU』!

高い天井とモダンな内装もさることながら、いきなり驚かされたのは。。。

真夜中の闇の世界からこの明るいゴールデンタイムの新店舗サブマネージャーにトラバーユ(古!)していた、イタリアン&ワイン.バー『Pane&Vino』の元マネージャーの「MASA」!! 
ここんとこちょっと店に顔出してなかったらいきなりマサらしからぬ健全な転職していて...サプライズであります!いつも夜中に飲んだくれてはわがままし放題のわたくしをよく知っている彼のほうがいきなりの訪問で少々びびっておりましたが...。(ツーショットも顔が引きつっております...。)
それじゃあ安心だなとプレッシャーをかけつつオーダーをし、期待の高まる演出の蒸籠のふたでデザインされたライトを眺めながら待つこと数分...。

まず出てきたのは「レタスのオイスターソース」と「台湾腸詰め」...普通に美味。。。この辺で紹興酒をちびちび2時間ぐらいやってられそうな感じであります。。。

さらに「春巻き」と「棒棒鶏」...細切り好きなわたくしにはやや鶏肉が大きすぎましたがまぁ~これもアリかと...。「春巻き」はパリパリでGOOD!でした。
そしていよいよメイン小龍包登場!

うまみスープと餡を包む薄皮が特徴のここの自慢の「小龍包」と生地と具に台湾産特選鳥籠茶を練り込んだちょっぴりほろ苦い「鳥籠小龍包」。。。

そして香辛料を利かせたこの店オリジナルの「辛辣小龍包」とマサのイチオシ(なぜ小龍包ではないの?)の肉汁たっぷりの「蝦仁焼売」。。。
...とどれも味は悪くはないものの何がダメって、いきなり全部出てくるのもありますがなんつうったって「熱々じゃな~い!!(ジョン」.カビラ風に...)」んでございます(涙)!
あと確かにハワイのローカルの方からすれば点心なのにこんなに粋なインテリアで、さらにこちらではあまりお目にかかれない繊細なお料理だから「マイウ~」に映るかと思いますが、わたくし的にはそれこそ恵比寿でもどこでも日本にいれば食べれてしまう味なので、そんなこったろうとわかっていたもののやや残念。。。あえてハワイで食べなくてもいいかなぁ~っつう感じでございます。。。
貧乏性なわたくしにとっては、美味かろうが不味かろうがどんな料理であろうと、やはりこちらでないと食べる事ができない&(インテリアも含め)味わえない空間&時間を求めてしまうので、逆にこの店は変にモダンすぎて(日本にいるみたいで...。)新鮮さが感じられないのだと思います。
でもキングに出店したところを見ると観光客目当てではなく、しっかりローカルの気持ちを見据えた商売だと思われますので、そりゃあ~現地の人からすれば斬新に違いありません!そう考えるとやはりこんな本場風で美しめな料理はここハワイでは珍しいので話題になるのも納得でございます。。。甘味(ハワイではなかなかお目にかかれない「台湾風かき氷」等の種類も豊富で、こちらも現地で話題の的!)も充実しているし、値段もだいぶリーズナブルなのでもう少しゆっくりめにサーブして熱々を食べさせてくれさえすれば、さらにお洒落なロコたちの大人気店となること間違い無し!今後に期待しましょう!!
次のお店は去年12 月にブリタニア.ストリートにできたばかりで早くも行列覚悟の和食屋『Shinn-心-』でございます!

一歩中に入ると、流れるJAZZYな音とともに現れる超モダンな空間にまずは驚かされます!そして次にお客さまの年齢層の高さ!...ローカルの日系&日本人のおじちゃま、おばちゃま、おじいちゃま、おばあちゃま達が
このクールな空間で大声で笑いながらワイワイやっているのを見るだけでも「あ~ここは日本のようで日本ではない...。」といった嬉しい誤算で気持ちが上がってまいります!!
ハワイ居酒屋ブームを造った、もはや老舗とされる『イマナス亭』や『楽』にも共通して言える事なんですが、日本の居酒屋ではありえないスタイリッシュな空間やバラエティーにとんだメニュー構成(寿司やら鍋やらしゃぶしゃぶやら...ありとあらゆるメニューが揃うので食べたいものだらけで大変!)だけでなく、何が「ここはやっぱりハワイなんだぁ~」と感じさせてくれるのかというと、日本の陰気で愚痴や人の悪口ばかりたたいてる居酒屋のイメージとはまったく相反して、お客さまひとりひとりが年齢も仕事も関係なくポジティヴで楽しくて仕方ない話題を一番のつまみにして「へべれけ」になられてるのがいいんですよねぇ~!だからハワイの居酒屋はどこもハッピーがぎっしりつまってて居心地が最高なんだと思います!!(ふむふむ...。)
『心』に話しを戻しますと、ここではテーブル席の他に「寿司カウンター」...

「炉端焼きカウンター」がありまして、その日の気分で一番メインとなる料理に準ずるポジションでいただくことができます。もちろんどこのテーブルについてもグランドメニューの全てをオーダーできますのでご安心を!
(わたくし個人的にはテーブル席が一番落ち着きます。)ワインも『シルバー.ウォーク』まであったりしてなかなかのラインナップ!とはいえわたくしはハワイに来るとだいたいキリッと冷えたカリフォルニアのシャルドネ一筋になりがちなんですが、『シルバー~』とか、『オーパス.ワン』(注:ここにはありません。)とか日本じゃとても頼めない高級レッドをリーズナブルにいただけちゃうのもハワイならではなので、いい気分になるとついオーダーしてしまいます。。。(翌朝、涙...。)

料理はどれをとっても日本にいるのと変わらぬ感じで失礼なし!マイウ〜でございます。(和食に限っては海外っぽいのは困ります...。)特に日本でもなかなかお目にかかれそうもないほど大きな「ほっけの塩焼き」が美味いの安いのって!(多分$10ぐらい...)白飯がススミます。。。デミグラソースがかかった「蟹クリームコロッケ」もだいぶイケております。(小さく見えますがだいぶ大きいです!)
日系のイケメン風の従業員たちの対応も素晴らしく、クールなインテリアの中に温かいサービスが行き届いており笑顔が出るのも納得!この歳になるとハワイでも毎日和食という日々も少なくないので、こういったいつ行っても安くて美味くて居心地が良い店が増えてきた事は嬉しい限りでございます。出来てはすぐにつぶれるハワイのレストラン状況の中ですが、このお店ならこれから長年に渡ってローカルに愛され、いつしか「老舗」といわれるようになるに違いありません。。。
そうそうもう一軒...ハワイにやっとできたねって感じの超居心地のよいニューオープンのイタリアン!(ハワイはなぜかイタリアンがわたくし的には全滅...まぁ日本が美味しすぎるのもありますが...。)
それは次回の気になる『レストラン』のほうでご紹介いたしますのでお見逃しなく!
(to be continued......)