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感じることをそのままに...。

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APR 2011

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『がれきの街のきれいな花...健気に作その一輪を「枯らす事なく育てていける」と誰がいいきれるの?』
『また争いが...自然の猛威が...やすらげる場所を奪って...眠れずにいるあなたに言葉などただ虚しく...』
『沈んだ希望が...崩れた夢が...いつの日か過去に変わったら、今を好きに...もっと好きになれるからあわてなくていいよ....。』
ご存知のとおり、これは2003年に設立された小林武史氏、櫻井和寿氏を中心に自然エネルギー等の環境に関する様々なプロジェクトに融資を行う『ap bank』という非営利組織を通じて活動をしている『Bank Band』の名曲『to U』の一小節です。
心が研ぎすまされて清められる事によって、本来、誰でも感ずる事ができるようになる言葉にできない神秘なパワーを、自らも大病に襲われ生死の狭間を経験したことによっておそらく備わってしまった『世見』的能力を持った櫻井和寿氏だからこそ描ける世界感でやさしく包んだ歌で、まさに今の日本の現状を予言でもしていたかのような内容の歌詞とメロディアスな旋律は、今日も多くの人々の心に深く染み渡り、涙なくしては聞き入る事ができないほどであります。。。
しかしこの歌のようにあわてなくていいのなら...あわてなくていいんだよね?って思っていたらもうダメな時期にどうやら我が国は突入してしまっているようです......。

*満開の桜...来年も見る事ができますように。。。

まず何より世界で唯一の原子力爆弾による被爆国であるののもかかわらず、なぜここまで我が国は原子力の『安全神話』を今こんな状態になってもまだ信じろと言い続けるのでしょうか???
答えは簡単です。。。国や東電が人の命よりも大事なもの......それはお金です...。悲しい事に事実を知れば知るほど全てはそこに行き着いてしまいます。。。(詳しい事は書けませんが...。)
水力や火力、下手すればソーラーシステムなどをうまく利用すれば最も安全な風力による発電で十分なはずのこのちっぽけな我が国が、本来唯一の被爆国としてその恐ろしさを一番理解して拒絶しなければいけないはずの原子力に頼るというのは矛盾していると思いませんか?
そこには日本だけではすまない世界レベルの目に見えない「黒い金融流通」ができあがっているであろうという事までは、まだ誰でも察しがつきます。
誰もがビジネスとして考えれば、自分の会社や家族に利益をもたらしたいと思うのは自然なことですし、それがたまたま国や官僚たちだってだけであって、裏で何をやってようが下々のわたくしどもには知ったこっちゃ〜ありません。
どうせそのような「お偉い方々」は前出の櫻井氏のような神に近いメッセージなど聞こえることもなく天に召されていかれる(???)のでしょうから、醜い権力やポジション争いでみな傷つけ合い、お墓まで持っては行けない大金を手にして自己完結していただければ...普段はそれでかまわないのですが、今回ばかしはそれじゃダメなんです。。。なぜなら人の...それも世界中の人々の『命』がかかってるんです!!
それなのに我が国は、世界中の人間...いやっ、あらゆる生物や自然にとって、この世で最も危険な原子力の問題をここまでと耳を疑うほど軽視し続けてきたあげく、こんなにも知識も意識もない、ただ金勘定だけに優れたド素人たちを集結させて運営していたというこの事実をわたしたちは許すわけにいかないのです!!
普通の仕事でさえ、常識的に1%でも可能性があるならすべてフォローしておくというのが当たり前なわけで、それを原子力は安全だからと意味もなく公表し続け、事が起こったら「全て想定外です...。」って、そんなのどの世界で通用するのでしょうか??
ましてや今後何万人、何十万人と死ぬ可能性があるとわかっている今現在でさえ、損害を最小限にして会社がつぶれないようにとか、自分とはまったく関係のないような責任のがれの為に「噓」をつき続けているわけです。。。

*『命』の灯火が...ひとつひとつ。。。

これはあくまでもわたくしの意見ですが...チェルノブイリの時は少なくとも200キロ以上離れたところまでも高濃度汚染地域が拡大し、8000キロ離れた日本ですら放射能が検出されました。近隣でありながらもその近くに住む人達は目に見えないその「魔物」の恐ろしさに対する知識が薄く、避難勧告が出される事故後ほぼ一週間、買い物に出かけたり公園で遊んだりしていて子供たちはみな被爆してしまいました。
その苦しみはその子供たちが大人になった今でも、「甲状腺ガン」や「知的障害」などとなって表に顔を出しそれが死ぬまで続くのです。5~60年後に症状が出ることもあるわけですから、被爆とはすぐに死ぬわけではありません。。。
皮膚が溶けてしまうほどのおもい火傷や脱毛、発疹とともにじわじわと襲ってくる死の恐怖や、周りの仲間の死を目の当たりにして頭がおかしくなってしまい、アルコール中毒や自殺者の数が凄まじく増えたとも聞いています。。。
事故後20数年経った今でも測定器が振り切れるほどの放射能レベルが続くその地域は、ウクライナ共和国の地図からも消され、一応コンクリートで覆った石棺で放射能を防ぎ立ち入りゾーンとなっておりますが、それすらもひび割れどころか崩壊する可能性も出てきたので、再度被害がでないよう今後も永遠に、そして新たな封印計画を進めていかなければならないわけで...
つまりまだまだ本当の地獄図はこれからなのです。。。
今回の福島原発はこのチェルノブイリに続く大きな爆発(危険レベルはついに5からチェルノブイリと同じ7に引き上げられました...。)な上に(何を思ってあのぶっ壊れた映像を見て平気だと思う人がいるのか?あの爆発をした原発を見て安全だと思う人がいるのか???)、一ヶ月たった今現在も放射線物質はコンクリートで固めるどころかバラまかれているわけで「人体に障害はないほどの微量」と常に官邸等は発表しておりますが、そんな事はあり得るはずはなく、すでに千葉で汚染物質が観測されているのでも証明されているように、少なくとも東京ももう水道水が危ないどころか外出するだけでまずアウトでしょう。。。いやアウトです...。
さらに人類史上最高の毒性を持つ物質である「プルトニウム」の漏洩を東電は隠そうとしております。たとえ微量漏れたとしても「プルトニウムは重いから飛ばないので問題はない」などとふざけた意見を言う専門家もいらっしゃいますが、前出した8000キロ離れたチェルノブイリ原発事故で東京の雨の中から検出されたのはその飛ぶはずのないプルトニウムなのです!!(気象研究所発表済。)
その矛盾をどう説明するのでしょうか???
そしてもし今後これから千葉近辺に大地震が起こったら...都心から一番近い茨城の東海村の発電所に何かあったら...国はどう『想定』しているんでしょうか?
東海村に何かあれば東京、名古屋、大阪すべてアウトです。。。つまり日本がアウトです!それなのにもしもの対策を国は何かしてるんでしょうか?もしテロリストが侵入して東海村が占拠された時点で日本は終わりなのに、国も誰も何もしていないって...どこまで国民をバカにしているんでしょうか???

正直言いますと今、テレビ&メディアに出ておられる専門家とされる方々はほとんどの方が「原子力」がなくなってしまったら食べていかれない方々です。(だから逆にどの局をつけても同じ人がでております。)
なわけで、もちろんこれからも様々な力が働いて「安全です!」とか「基準値以下です!」と永遠に言い続ける事でしょう...。
もう一度言わせていただきますがこれはあくまでもわたくし個人の意見です。。。自然の災害はどうすることもできません...『頑張ろう!NIPPON!』。みんなで励まし合い助け合ってやって行くしかありません。
しかし海外では地震当日にいち早く発表された「風向きによる放射能の影響リスト」にせよ、なぜ自国日本では一ヶ月間もの間、その事実を隠ぺいしたりするのでしょうか?
こういった一連の、明らかに『人災』としかとれない我が国の意見や方針を鵜呑みにしていたら、もう命がいくつあっても足りません。。。
まわりに左右されず、個人ひとりひとりが自分の力でしっかり事実を把握して自分なりの意見を持ち、自分は何をしたいのか?何をしなければいけないのか?
本当の自分の生き方を決める時が今なのです。。。

*桜バックのグ〜タンも「こんな国じゃ安心してお散歩できないよ〜!」と嘆いております...本当にこの国に住んでていいんでしょうか?我々はただ真実が知りたいだけです。