2019年4月にオープンして以来、
瞬く間に予約困難となってしまった、目黒『サエキ飯店』に数ヶ月ぶりの訪問…
天才シェフの名をほしいままにする若きオーナーシェフ
佐伯悠太郎氏は この日も変わることなく いつも通りのTシャツスタイルと独自のマイペースで、ただ一人黙々とカウンターの中で、料理に取り組んでおります。。。
『サエキ飯店』と言えばジョージアワイン…それもオレンジワインが有名ですが、この日お任せで出してきたのは、それとは一変、フランスバスク地方、ジュランソンで生み出される樽熟成されたオレンジワイン「ユーゴ(ギィラルデル) パ・サージュ」…時間が経てば経つほど 濃密な香りが余韻としてスッキリ残る、実にお上品な味わいであります。
お料理の方はいつもの¥8000のおまかせコースのみ…実はなんと今回は 頭から、僕的には苦手食材のオンパレードで だいぶ最初はビビってしまいましたが、なぜか奇跡的に全て美味しく食べられたのが自分でもびっくり…苦笑。
その内容をご紹介しますと、
まずは「イカのさつま揚げと豚の大腸の焼きもの」から、
「ラムじゃがパクチー」…と、もう既に内臓、ラム、パクチーと普段では絶対に食べられないものが3種類も登場したにもかかわらず、なんでしょうかね〜味付けが実に複雑で繊細だったせいか、食べられちゃったんですよね〜苦笑。
次に、コレはみんな大好き「黄ニラ玉子」に、
またパクチーがアクセントになった「豆腐とパクチーの上湯スープ」でしたが、上湯スープが美味すぎてこれまたクリア…笑。
もちろん セイロで蒸された「発酵漬物のハンバーグ」や、
「ホロホロ鳥のフライ」は文句なしの超絶品!!
そして沖縄高級 3大魚として知られる、これまた大きなセイロから登場の「スジアラの蒸し物」は、何と言ってもこの濃厚煮汁がたまらないので、
「白飯」とともにお口の中にかきこむのがオススメとのことで、
最終的なビジュアルはこんな感じですかね〜笑。
ご飯に煮汁が染み込んで、もうホントたまりません!!
さらにあっさりな中に「ピータン」のクセがしっかりと効いた「ピータンと白菜の煮物」と続いて、
〆の炭水化物は 旬な「ポルチーニのパスタ」の中華版のような「アワビダケの伊府麺」…大量のスープで煮込んでいたので、てっきり熱々のスープ麺かと思ってたら以外にも汁なし麺で驚きましたが、高級キノコから溢れ出る出汁が染み込んだ 太めな麺が 、もうこれ以上ないほどのハーモニーを奏でております!!
佐伯氏に「まだ食べれますか?」と聞かれたので「もちろん!」と答えると、次に作り出したのは超がつくシンプルなパラパラ「玉子炒飯」…とは言え これがまた絶品上湯スープががっつりと入っているので、繊細な味の中にもとてつもなく深いコクがあって、そんじょそこいらの「炒飯」とはわけが違います!!
お隣の男子はまだ食べれると、さらに「担々麺」までたいらげておりましたが、さすがに僕のお腹はここいらでちょうどフル。。。
今宵のドルチェは手作り「ナッツとキャラメルのアイスクリーム」…大人な苦味の効いた甘味が、一瞬で胃の内部をキレイさっぱり浄化してくれます。
いやぁ〜今回もウマかったなぁ〜ここに通ってれば、いつか全ての苦手食材が克服できそうでありますが、次は一体いつ予約が取れるやら…苦笑。
また次回も中華の枠を超えたアッと驚く未知の料理を、首を長くして 楽しみにしております。。。