台風12号が関東に急接近しているのも まったく知らぬまま、翌日に予定されている『秋晴れの中の高原ゴルフ』を楽しみに、はるばる前のりで やってきました9月の軽井沢…。
軽井沢に着くとまず最初に必ずや立ち寄る場所といえば、軽井沢の玄関口とも言える『軽井沢72ゴルフ』のすぐ先を入ったここ『東間(とうま)』…。
言わずと知れた 愛犬も一緒に入れることでも有名な正統派な石臼挽 蕎麦店でありますが、
やはりこの緑に囲まれた趣のある佇まいに身を置くと、「あ〜今年も軽井沢に戻ってきたなぁ…。」とホッと肩の力が抜けるんですよね…。
まずはお決まりの柚子の効いた「焼き味噌」をつっつきながら
冷酒を一杯….。この日は明日のラウンドに備えて早めの夕食を取る予定だったので、つまみやお酒は控えめに…
とは言っても やはりこの店名物の「ごぼうの唐揚げ」だけは頼まないわけにはいきません…苦笑。写真では分かりづらいですが、本来は2~3人前と書いてあるほどの大層なボリュームではあるんですが、とにかくサクサクで軽いので アレヨアレヨと一瞬で平らげちゃうんですよね…。
〆のお蕎麦は この日を境にいきなり季節が「秋」に変わってしまったので
暖かいお汁に「せいろそば」をつけていただく「豚汁そば」…「豚汁」とは言っても あの石原軍団が炊き出しのボランティアで作る味噌ベースの「豚汁」とは全く別物の、醤油ベースのお汁に豚肉とネギがたっぷり絡まった実にお上品なお味…あまりに美味しくて 思わず残さずに最後の一滴まで飲み干してしまいました…苦笑。
『麺大好き犬』のグラ姫も慣れた口さばき(笑)でコシのある二八蕎麦をツルツルっと…笑。
今回のお宿は、そこから車でわずか10分足らず…2018年7月にオープンしたばかりの塩沢湖タリアセンに隣接した 5ヘクタール超の広大な新たなるリゾート
そこにわずか8室だけ設けられている「ペットルーム」は、それはそれは競争率が高くてまずそう簡単には予約不可能と言われているんですが、
ここに会員登録されている某大社長さまのお力で奇跡的にGet!!
コルクを使用したとは思えない高級感あふれる床を、トコトコと我が者顔で歩きまわれるほどの室内は
最大5人まで宿泊可能なほどのゆとりのある贅沢な作り…。
大きなケージも備えられているので、雨が降ってお散歩に行けなくてもこれなら安心。
姫も相当お気に召したのか
ベランダから
室内に至るまで走りに走り回ってさぁ大変!!
目の前に広がる浅間山を始め、雄大な緑溢れる景色を眺めながら
最後はソファーに飛び乗り「楽しいな パパ〜。」と大はしゃぎでありました…笑。
早速 隣接した「湯上りラウンジ」も心地よい
「大浴場」をチェックがてらにひとっ風呂…開放感のある内風呂の他に
時を止めてくれるほどの
優雅な
大自然と一体と化す「露天風呂」も
二箇所設置…お湯もいつまででも入っていられそうなほどのいい湯加減だし、ちろん立派なサウナや水風呂も完備されておりますので、そりゃあ申し分ないのは当たり前なんですが
なんせ この廊下を見ただけでも分かる通り、やたらとペット棟から遠く離れているのが玉に瑕…(この廊下の約 3倍は歩くことになります…涙。)。
正直 今回の旅で、生まれて初めて温泉に来といて 行くのが面倒で入るのやめた経験をするほどでありました…苦笑。
17:00スタートと早めなディナーを予約していたのは
今まで全くもってノーマークだった オーストリア料理店『Restaurant Hamy’s Karuizawa』…。
これが早くも今回の軽井沢 最大の大ヒット!! いや、「サヨナラ逆転満塁ホームラン」とでも言った方が正しいかもしれません。。。
ペットOKというのがあまりに売りになりすぎて 料理は二の次的な店の多い中、オーストラリアと気候が似ているというここ軽井沢で、ブレゲンツ在中のグランドシェフのレシピを受け継いだ、若き萩原 崇シェフが中部ヨーロッパの伝統的な郷土料理を見事に再現しており、店内も一見「本当にワンコ大丈夫なの?」と思わせるほど しっかりとした白いテーブルクロスが敷かれ、どこか貴族のお屋敷に招かれたような雰囲気。。。
さらにメニューが、誰もが食べたいものだらけのオンパレードなもんだから、まぁみなさん驚かないでくださいね〜笑。
いつも通り最初の店で必ずやオーダーするハウスワインの「CHARDONNAY 」を開けつつ、
まず手始めの東御市・軽井沢町の契約農場で育てたお野菜で作られた「軽井沢高原野菜のサラダ」でもう早くもやられてしまったわたくし…「とにかく軽井沢は野菜が美味しい」とはよく聞く話ですが 、ここまでシャキシャキで新鮮なのは初めてかも…。
さらに自家製「レモン(オニオン)ドレッシング」がしばらく直接舐めていたいほど死ぬほどウマい!!
このS(1~2人前)サイズ で わずか¥550ってどういうことなんでしょうか?? ちなみにM(3〜4人前)は¥1,450、L(5〜6人前は)¥1,950。。。
次に本日のスペシャルから、冷たい前菜の「人参と雲丹の冷製フラン」に
熱々の「松茸と海老のロワイヤル(西洋茶碗蒸し)」…とどちらも見た目だけで 誰もが美味いとわかりますよね?
と、もうこの時点で感動に打ちひしがれていた時、
今度はグラのディナー用にお願いしていた
「チキンのミートローフ」と
「キャロットケーキ(カッテージチーズ添え)」が登場〜
そうです!! ここはオリジナルのワンちゃんメニューも豊富で
親バカなわたくしとしては この二品だけでは飽き足らず、本来ならすべてのメニューを食べさせてあげたいほど…笑。
ちゃんとかわいいフォークとナイフもついてくるから
人間さんと同じようにお行儀よくいただきま〜す!!
そしてお次に登場は店自慢の「ベルクチーズのフォンデュ(パン、野菜付き)」。
オーストリア直輸入のフォアアールベルガー・ベルクチーズとスイス産グリエールチーズを使用し、白ワインとキルシュで味と香りを整えた
『Hamy’s』自慢のレシピ…こ、こ、これは以前 何度か撮影で訪れた世界最大の時計&宝飾新作見本市『バーゼルフェア』のタイミングで現地ジュネーブでいただいたチーズフォンデュよりも数倍美味いのでは…汗。
そしていよいよお待ちかねのメインディッシュですが、
まずは誰もが認めるウィーンの名物料理 「ウィンナー シュニッツェル」…薄く叩いた仔牛肉にサクサクの衣をまとわせた、いわゆる「ウィーン風 仔牛のカツレツ」なわけですが、「ミラノ風カツレツ」とどこが違うかというと、まぁぶっちゃけ ほぼ同じ。
それも実は「コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ」の方が元祖でありまして、オーストリア軍のヨハン・ラデツキー伯爵という「オーストリアの英雄」と呼ばれる偉いお方が、ミラノに駐在した際に この「ミラノ風カツレツ」を大層気に入り、オーストリア宮廷に持ち込んで この「ウィンナー・シュニッツェル」が誕生したという言われているそうです。
『Hamy’s』ではレモンの他にお好みで「ブルーベリーソース」をつけていただきます。
そして心の底から美味すぎてヤバかったのが 赤ワインとデミグラスソースにサワークリームを添えたロシアンスタイルの「ビーフストロガノフ(サフランライス添え)」!!
もう僕的にこれの右に出るお料理は『CHIANTI』の「仔牛のフローレンス風」か『カナユニ』の「赤フィレ肉のオーブン焼きマデラ風」しか思い浮かびません!!
もともと大好きなメニューですので、今まで数々のお店で口にしてきたものの、ここまで完璧なものには出会ったことはなかったなぁ…もう明日も明後日も明々後日も食べたい、まさに最強のご馳走といっても過言ではないでしょう。。。
となるとここで終わるわけにはいかないのは食いしん坊の悲しいサガ…「本日のスペシャル」にあった
「Hamy’s スペシャル ハンブルグステーキ」も普段のメニューには存在しないというのでついつい欲張りの再オーダー!!
これがまた繋ぎゼロのビーフ100%ということで、ハンバーグというよりかは ほぼほぼステーキに近い 噛み応え抜群の食感にとろ〜り半熟卵を絡ませ そのギャップを楽しむといった、かつて口にしたことのない大人の高級ハンバーグに さらにわたくし…完全にノックアウト!!
その味のセンスに、ただただ「おそるべし萩原シェフ」としか言いようがございません。。。
デザートはシャインマスカットとブルーベリーが添えられた「なめらかクリーミープリン」… いやいや本当になめらかぁ〜〜😍
あ〜また姫が大興奮してしまった〜でもマスカットはわんわんの天敵だからダメですよ〜苦笑。
と、まぁ〜ここまでひと皿ひと皿が完璧なレストランは久しぶりにお目にかかったし、もしこの店が東京にあったら ホント週に3回は通うのになぁとつくづく思ったのは確か…ただ よく見ればお店のマークにもワンコのマークが入ってるし、多少ラブリーな外観のライティングもまるでどこかのテーマパークのように感じてしまいがちなので、どうしても単なるドッグカフェかと勘違いしてしまう方も多いのではと、大きなお世話ですが少しだけ心配になっちゃうんですよね〜まぁそっちの方があまりの人気で 僕らが入れにくくなるよりは いいのかもしれませんが…苦笑。
とにかくこの店は 僕の3本の指に入るフェイバリッツレストランにいきなりチャートイン決定〜〜できれば翌日も行きたかったんですが、残念ながら9月24日は定休日でありました…😭。