箱根に7店舗(塔ノ沢、仙石原、芦ノ湖)の旅館とホテルを運営する『一の湯グループ』で
唯一 「ペットと泊まれる宿」として有名な
『仙石原 大箱根一の湯』に初侵入してきました!!
旅をもっと身近に楽しんでいただける様にと、「安く」「気軽に」「便利に」をモットーにしている一の湯グループとはいえ、なんせ一人一泊二食付きで¥8000代という価格破壊とも言える宿泊料金なので、あまり期待もせず門をくぐると 、なにやらやたら高級な趣に心踊らされます。
玄関から部屋にかけては、まぁ普通の旅館というか やや民宿的な雰囲気でありますが、決して失礼というわけではなく料金に見合ったといった感じ。スタッフも非常に少なく一人何役も担当しているものの、とても丁寧にホテルサイドがやることとセルフな部分とがきっちり分けられているのでなんの不憫なこともなく、少しでも安く楽に宿泊してもらおうという企業努力が伺えます。
ペットもOKどころかあまりに自由!! この時はたまたま部屋から出てきちゃったんでノーリードですが、リードさえしてれば基本お風呂場以外は自由に歩くことができます。
もちろんお部屋も和室だろうが洋室だろうが ワンコは何をしても自由!! 僕の予想だと、おそらくどこかの企業の施設だったところをバブルがはじけたのを機に安く買い取って旅館に改造したのではないかと思われる全体の内装イメージであります。
そして何と言っても食事がメチャ美味い!!!
やはり従業員の手間がかからないよう部屋で個別ではなく、食堂のような大広間でいただくんですが、もちろんワンコも一緒でノープロブレム!!
着いたその日の晩は「小鉢3種盛り」「旬野菜と高野豆冨の冷やし鉢」とつまんだら、「名物 箱根山麓豚のしゃぶしゃぶ」をメインに
地味ながらにだいぶイケてた「焼き生麩(よもぎ・あわ)の田楽味噌」や
カリカリのガーリックチップまで添えられた激ウマ「舌平目のフリッター タルタル添え」と登場して、最後に「ご飯」「香の物」「氷菓子」といった 正直これだけで一人¥6500ぐらいはいっちゃってもおかしくない内容のフルコース!!
ちなみにお酒のメニューも豊富なんですが、お気に入りのものを持ち込みたい場合は別途¥1080かかります…(安! )。
『姫』も人間さんと一緒のお席を用意してもらって
隣で一緒に晩酌タイム…なかなかここまでワンコ自由な宿も珍しいですよね〜!!
「内容は全く同じですよ。」と言われたので、今回は本館に泊まったんですが、もしかしたら離れと言っても目の前にある別棟の方が新しくて綺麗かも…笑。
緑に囲まれた「ドッグラン」も広くて清潔感抜群。
貸切専用に造られた 「掛け流しの露天風呂」も やたら風情のある佇まいで文句なし…。
そして絵に描いたような「ニッポンの朝食」もちろもこれにさらに蒸し野菜やフリードリンクがついて、これまたこれだけで¥2000ぐらいはしそうだし…
いやぁ〜あまりに凄いコストパフォーマンス、凄い企業理念に頭が下がるばかりであります。
ということでどうせならともう一泊ゆっくりすることに…。
連泊すると内容を変えてくれるディナーコースのメインは、最高な味付けの大きな大きな「金目鯛の煮付け」!! この煮汁がマジヤバし…
もちろん最後の最後は贅沢に白いご飯にぶっかけていただきました。
サイドメニューも「揚げ鯵の辛いラタトゥイユ風ソース」や
フランスの家庭料理でもある「チキンフリカッセ」なんかの洒落たメニューがバンバン登場してきて、まさに今夜も最高とも言えるコスパの嵐!!
翌朝の「ニッポンの朝食 Part2」もまた、献立も前日のものとはガラリと変えてくれて、もちろん心にしみるおふくろの味…
やや大きめなお鍋で提供された「赤だしの味噌汁」のパフォーマンスに
グラ姫も思わずペロリ…。
いやいや あまり期待していなかったとはいえ、何度も言いますが 1泊2食付き ¥8000代でここまで豪華なメニューな上に、全ての料理がこんなにも美味いとは、姫ならずとも驚きが隠せません!!
部屋にはお風呂がついていなかったり、和室の布団は自分で敷かないといけなかったりと、高級旅館とは比べ物にならないほどチープでみすぼらしいところも多々ありますが、昼間は外に出てしまうわけですし、こんだけ安くて、美味しくて、どこまでも愛犬と一緒に入れると考えられたら、僕はここで十二分に大満足!!
あとは何度も何度も湯船につかりつつ、身も体もしっかり浄化できたら
最後に富士の山からのパワーをいただいて東京に帰ります。。。