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APR 2011

Incanto(イタリアン)

イタリア全土の様々な郷土料理をコース中心で出しているリストランテと以前から聞いていたもので、なんせ味覚がお子ちゃま(まったくグルメではない!)&性格がわがまま(味の好き嫌いがはっきりしている!)なわたくしにとってはその1:郷土料理=グロテスクな煮込み...(ジビエ的な野生鳥獣系の肉や内蔵のようなイメージ...誰もが知っているようなメニュー好みのわたくしにとっての天敵...。)
その2:コース=好きなものを好きなだけ食べれない...(お金を出しといて自由が利かない!)
と、こりゃあダブルパンチで自分の好みではないなぁと勝手に思い込んで敬遠していたのが、イタリア語で「魔法」とか「魅了」などを意味する天現寺のイタリアン『インカント』。。。
ところがわたくしが大のイタリアワイン&手打ちパスタ好きをよく知っておられる友人から、「あそこは常に十数種類ものもちもち手打ちパスタがアラカルトでも食べれるし、ワインもオーナーソムリエの武石さんの知識が素晴らしく、深夜までワインバーとしても使えるからカズちゃん大好きだと思うよ~!」と言われたもんで、こりゃあ行かないわけにはいかないと、某芸能事務所関係者経営ということもあり何かと話題の『天現寺カフェ』と同じ建物二階にあるそのトビラを、勇気を振り絞って開けてみましたぁ~!

店内は店の中心部である壁一面に設置された圧巻のワインセラーを中心に落ち着いたアダルトな雰囲気...お気楽好きなわたくしには『お誕生日レストラン』的な高級感が溢れすぎていたものであえてカウンターの席にしていただき、さっそくスペシャリストの武石氏にいつものわたくしお好みであります、熟成されたオーキーな白ワインをいくつかチョイスしていただくことに...。
すると...ありましたありました!2001年、プリュッセルで行われた『Concours.Mondial.Bruxelles』で金賞を獲得し「世界で一番美味しい白ワイン」と評価されたイタリア.アブルッツォ州の『MARRAMIERO(マッラミエッロ)』!!わずか2haの畑から年間12000本しか出荷しないそのイエローゴールドに輝くシャルドネ100%をさらっと出してくるとこ...さすがでございます。。。
さらにその中でもわたくしが好きな『プッタ.ディ.コーレ』とは別な、めったにお目にかかれない新樽仕込みの『アルターレ』があるとは......。惚れてまうやろ~(古!)

料理もシェフのオススメコースはあるものの、もうひとつの「インカント.コース」はかわいらしいアミューズが出た後プリフィクスで、全てのメニューの中から(これがどれも魅力的な凄いメニュー量の数!決めるのに30分ぐらいかかりましたよ~...。その時間でワイン好きは一本開けかねないので、高級ワインをお好みの方はお気をつけください。。。)
1:Antipasto(前菜)を2品。
(この日はまたわたくしの大、大好物のイタリア野菜「プンタレッラ」が入荷していたのでひとつはそれをアンチョビ風サラダで!そしてもうひとつを初めてのお店の真価が問われる
生ハムやサラミ、チーズ等の盛り合わせをシンプルに。。。)

2:Primo.Piatto(お好きなパスタ&リゾット等)を2品。
(一皿はローマ風ではない何とか地方のアマトリッチアーナをキタッラでいただき、もう一皿はこれまた難しい何とか風というシナモンと焦がしバターのソースで仕上げたニョッキをいただきました!
大変美味でゾクマンー満足ーですぞ~!!)

3:Secondo.Piatto(肉、魚等お好きなメイン料理)を1品。
(なんとこれ...子牛のカツレツ!!厚すぎません??)

4:Dolce o Formaggi(デザートかチーズ盛り合わせ)をどちらか1品。
(これまたラム種が利きまくった大好物ドルチェ「サヴァラン」と、なんともゴージャスな「シュークリーム」。進化したクラッシックものっつうのがいいっす。。。)
さらに
5:Caffe,Piccola Pasticcera(コーヒーかティー&小菓子)
...までついて、なんとお値段¥6800!!(ジャパネット的に叫んでみました...。)
コースどころかプリフィックスですら嫌いな自分勝手なわたくしですら、この好きなものをチョイスできるメニュー数の多さ&このプライスを見たら、どれだけお得感満載すぎかって!あ~たっ!
アラカルト頼んでる場合じゃないでしょうに!!!

軽くつまんで飲むつもりが、お腹いっぱい胸いっぱい...わたくしにとっては一番のいいお店の条件でである、嬉しい『裏切り』がまだまだここにはありそうです。。。