JUN 2010

TRATTORIA.Il.Figo.Ingordo（トラットリア.イル.フィーゴ.インゴルド）

わたくしがまだ小学生の頃は、今で言う『西麻布』近辺は、材木町、霞町、龍土町などと細かく分散された小さな町の集合体地域で島崎藤村などの文豪が愛した「龍土軒」（日本最初のフレンチと言われている歴史ある名店。今の4代目は我が暁星学園の先輩であります！）ぐらいしか思い浮かばない静かであまり人のいない場所といった印象でした...。その龍土町にいきなり現れたのが当時最高級ラブホテルの『ホテル六本木』！！
なんといっても僕らのイメージだと、今や「新党日本」を立ち上げる田中康夫先生（その頃はちょっぴり？？エロい作家さんでした...。）を世に送り出した出世作『なんとなくクリスタル...』（古っ!!）のスクリーンバージョンでも大好きだった主演の新人女優「かとうかずこ」（東国原知事前嫁...）さまの大胆なくんずほぐれつのシーンがこの場所でロケーションされておりまして、若かりし日のわたくしには（現在でもですが...）あまりに衝撃的だったのを今でも思い出します...。
そんな「ホテル六本木」にそのまま入れちゃうんじゃないのってぐらいの敷地内に今年の春、これまたいきなりオープンした本格的イタリアンがここ！！
（名前が長すぎて省略...。）
元々はどこかのインテリア関係の会社が出資して運営しておられるカンパニーとの噂どうり、いまどきのミラノのトラットリアを忠実に再現したような内装は、ラブホに面しているというだけで感ずる淫靡な概念からはほど遠いシンプルで清潔感に満ちあふれてた出来映えで実に気持ちよし！！
そしてなんといっても料理の味と値段の素晴らしいこと！！
後から目黒の予約がとれないトラットリア『ランテルナ.マジカ』の系列だと聞いて納得しましたが、その流れの中でもここはダントツぶっちぎりな感じで本当はあまり人には教えたくないぐらいなのでございます...。
全て完璧なんだけど特に手打ちパスタはどれも絶品！ワインリストも実にリーズナブル！気どったフレンチなんだかフュージョンなんだか八百屋さんなのかわからなくなってきた東京イタリアンの現状にに活をいれんばかりのリアルイタリアン！まさに「待ってましたっ！！」つう感じです。。。
ただし美味しい料理とワインに身を任せすぎて目の前の奇麗なお嬢さんに失礼な言動、行動は謹んでくださいね...。
何度も言いますがお隣は東京一老舗の『ラブホ』ですから。。。
（どなたですか？お前が一番気をつけろとおっしゃってる方は...。）

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