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JUN 2010

HONMURA.AN.TOKYO

大正13年、荻窪に創業した老舗の蕎麦や「本むら庵」。学生時代から、スクエアビルのディスコ郡をはしごする日々をおくっていたわたくしは手の甲にたくさんのスタンプのあとをつけたままよく六本木店の方に通っておりました...。そして昔は入って左おくのそば打ち部屋がある一角が座敷だったもんで、ついつい居酒屋気分で名物の「升酒」に塩を盛りつつ穴子の煮こごりやわさび漬けなんぞをつまみに浴びるほど飲みまくっておりました。そしてそして、まだ中央口論社だったGQ.JAPANの撮影でファッションディレクターとしてよくニューヨークに行かせていただいていた時もリチャードギアやウイルスミス、坂本龍一教授などがたむろするSOHOにあったここの支店で、アメリカ人用に短くカットされた蕎麦(外国の方はなかなか長い蕎麦をズルズルっとすすれないのでそうしておったそうです...。)をしめに毎日浴びるほど飲みまくっておりました。
そんなお世話になりっぱなしの愛する愛する「本むら庵」が、先代の他界によって大大人気店だったNY支店を閉め、店主であったご長男さまが帰国なさって2007年六本木店を「HONMUR.AN.TOKYO」として再スタートさせたのです。座敷の消滅は少々悲しいですが、シック&モダンにリニューアルされた内装はまさにNY店以上のNYらしさをかもし出し、お蕎麦やさんの概念を打ち壊す異空間スペース!ついシャンペーンorワインと頼んでしまいそうな雰囲気ではあるのですが、やはりわたくしはいつもの「升酒」でスタート!!つまみもさらに充実しているのでこれからは居酒屋ではなくバー感覚としても重宝すること間違いなしであります。。。接客もいい味だした粒ぞろいのスタッフで常に心地よし。あっ...そうそう...最後になりましたが、蕎麦はもちろんのこと...なんといっても昔から僕の一番のお目当てはここの「天重」!!どんなにお腹いっぱいであったとしても、せいろで「のどごし」を楽しんだ後に、少々上げ底の品のいいお重から顔を出すしっかりとした出汁にそまった超ジューシーなぷりぷりの海老ちゃんにかぶりつく...といったここでの当たり前な「儀式」をいまだ未経験の方々!...まだまだ本当の「本むら庵通」とは言えませんので...あしからず。。。

写真
*もしかしてどこの天ぷら屋さんよりもまいう~な天重!!いやあ~これこそ全てが完璧であります。。。
*せいろは少々黒めなつぶつぶ入りで他では味わえない「本むら庵」独特の食感...。
*いつでもお正月気分になれる名物『升酒』とともにパチリっ!なナルー小川。
*ただ今僕のつまみランキングトップを争う逸品!!そのまんまだけどその名は「青海苔さしみこんにゃく」...。こんにゃく嫌いのわたくしが毎回おかわりするぐらいの久々なカルチャーショックを受けた一品!!ルーシー(汁)がまた最高!