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MAY 2011

『SCALPERS』

ここ日本でノーソックス&素足履きを(石田純一氏を広告塔に!)いち早く一般化させたと自負するわたくしにとって、いよいよ心地よいシーズンがやってまいりました!(まぁ冬でもなんだかんだで裸足ですけど...。)
今となってはお洒落ピープルの間では当たり前の裸足履きですが、いいモノを普段使いすることをポリシーにしていたわたくしがイタリア人をまねて、それこそ当たり前のように素足にレザーシューズを履いて表に出るようになった25年以上も前の頃は、世間様に「気でも触れたのか?」ぐらいなあつかいをされたのを今でも鮮明に覚えております...。「ワイン」や「イタ飯」なんかもそうですが、そう考えるとヨーロッパ文化が日本で認知されてきたのってたかだかまだ20年ぐらいのことですから、日本のファッションやライフスタイルが欧米を越えるにはまだまだ時間がかかりそうであります。。。(少なくとも自分が生きてる間には無理だと思われますが、少しでも次の世代になんらかのメッセージをつなげる役割ができるよう、わたくし的には日々精進したいと思っておるところでございます...。)
そんなわたくしのノーソックス人生で、夏といえばこれっつうぐらいお気に入りのブランド...それがスペイン、マドリッド発祥の『Scalpers』であります!!スペイン皇太子をはじめ、モナコ&イギリス王室御用達という
「ルームシューズ(スリッパー)」がメインの高貴すぎるファクトリー(もともとはこだわったマテリアルのネクタイ生産からスタートし、テーラーやオーダーメイドシャツと拡大した後、現在のようなルームシューズに新風を吹き込むカタチに至るといったユニークな経歴を持つ独創的なブランド!)でありますが、そこから出ている夏限定のアイティムに出会ってしまって以来、素足に拍車がかかってしまったわたくし。。。

去年の夏に表参道にあるエグゼクティヴ.セレクトショップ『STのRASBURGO』で購入した 麻素材&生成りにキラキラのオクトパス刺繍のここのルームシューズはスーツによし、ジーンズによし、ショーツ&スェットにもよしと何に合わせても一段上級のコーディネーションになってしまうので、これさえ履いてればまわりで「おっ!さすがファッショニスタは違うね~!」と、近頃まったくファッションのかけらも感じられないわたくしを勘違いして『お洒落!』ととらえてもらえるので大変重宝しております!!

そして今年の『Scalpers』の新作は、スペインの血と情熱の結合とでも言いましょうか!...元々バスク地方の民族靴から今やリゾートには欠かせなくなった、みんな大好き「エスパドリーユ」であります!!
入荷したてだった、たまたま通りかかった白金『RROZESTT』(いつもここの五十嵐君に頼んで、私物のスーツ&ジャケパン、さらには時計のベルトまでオーダーしております...。)で久々に衝動買いてしまいましたぁ〜!
このキャンパスの味わい、このキュートなデザイン、そしてこの安さ!!(¥17500!)
アッパーはルームシューズのデザインをそのままに、それをジュートで編み込んだエスパならではの伝統的なラバーソールと一体化させた決して他にはマネできないシルエットはさすがの一言!!履きやすいのは当たり前ですし、その刺繍使いもエスパとは思えない手の施しようですんで、あまりにいつもの普段履きだけではもったいない!!
つまり大人の着こなしとしては、ちょっぴりお気どりディナーやガーデンパーティー等のややフォーマルな席でも麻&コットンのスーツか何かにわざとはずして履きたい逸品であります!!
とにかく裸足デビューなされてる方もしてない方も...靴下履いてないと嫌な方もぜったい履きたくない方も...ここのを履いてるだけで集まる「足下への熱い視線」に快感を覚えたらもう最後...
...たった一足の靴の存在だけで毎日が楽しくて楽しくて仕方ない「ナルシスト小川」に一歩近づける事間違いなしであります。。。(単純...?)