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NOV 2010

無償の愛

「膀胱結石」という人間さんでも気を失うほど痛いとされている病気に、うちのグリ姫が襲われたのは去年の2月のこと。。。絶対おそそうしないお家のリビングやソファーの上でもオシッコしちゃたり、お散歩中でもちっちし終わってからしばらく少量垂れ流したり、もがくようにいきなりいろんなところをやたら掘り掘りしまくったりするようになったあげくに血尿まで出始めたからこれはだいぶヤバいと、生まれた時からずっと診てもらっている原宿の「ヒロ動物病院」のヒロ先生のとこでレントゲン撮りに行きました......すると金平糖ぐらいは楽にあるサイズの大きなイガイガした石(古いですが...エヘン虫のような形状!って言ってわかります??)がふたつもくっきりと見えるじゃないですかぁ~!!
「これは相当痛いはずだから大至急手術しないと!!!」とその場で大手術となってしまいお腹を10センチも切ったのがわずか1年と9ヶ月前。。。傷には相当強いグリ姫もさすがにだいぶ大変な手術だったので抜糸するまでの10日間ぐらいはぐったりしておりましたが、その後あれよあれよといつの間にか、逆に今までよりも若返ったか?と思うほど超元気に過ごしていたから、めでたしめでたしと安心しきっておりました。
ところがところがここ1~2ヶ月...前のような痛そうなそぶりはないものの、またいつもはしないところでちっちをし始めたのを見て、まさかまだ2年もたってないから結石はないだろうとタカをくくって、歳だからもう我慢ができなくなってきたのかなぁなんてのんきに思ってたものの、やはりなんか手遅れになったら嫌だしと思って念には念を入れて一応もう一度ヒロ先生に診せに行きましたところ......
なんとまたまた「膀胱結石」再発で、前ほどじゃないにせよ薬で散らせないサイズになってるから手術しないと駄目との診断!!ただ血液検査で他の内蔵や心臓等はこの歳にしては異常にいたって健康だという事だったんで、今ならまだ手術的な体力はまだまだ平気とのことだったんですが、なんせ全身麻酔なんで手術自体よりそっちのほうが心配で心配で。。。(全身麻酔こそが身体の小さなワンワン達にとって一番ダメージがきつい行為であり薬の投与でありまして、たとえ手術が成功したとしてもそのまま麻酔が覚めず天国に逝ってしまうわんわんも少なくないのです...。若い子でも危ないのにうちの娘はもうおばあちゃんだから特に可能性が高いというわけなんです...。)
しかしこのまま放っといたらまた、もがき苦しむほどのサイズの石になっていくことは確実なので、早ければ早い方がいいと言われ、あまりにも急だったんですが仕方なくまたその日のうちに大手術。。。
今回のは平べったいんだけど鋭くとんがっているやや大きめな石と小さなかけら達が数個出てきて、さらにそのうち何個かが尿道のほうにも入り込んでいたらしくそれを押し流したくて一生懸命無理矢理グリちゃんはちっちしてたみたいと先生から聞かされ、すぐに気がついてあげられなかったどころか「ダメでしょっ!!」って怒ったりしてたもんだから、かわいそうでかわいそうで涙が出て出て止まりませんでした。。。言葉がしゃべれないから近くにいる僕が一番理解してあげてないといけないのに一度どころか二度までも......本当に本当にごめんね...グ~タン。。。(涙)
実はそれ以前にも若い頃から何度も大手術を経験しているグリ......僕が一度も大病もせず手術すらした事ないのは、彼女が守ってくれていて僕のぶんまで病をすいとってくれてる気がしてなりません。。。
グリが滑らないように家中に敷いた麻のじゅうたんも、もう彼女のちっちの痕だらけでとても昼間はお客様など呼べないほどしみだらけになっってしまいました。でもそのひとつひとつのしみがグリが生きてきた『証し』だと思えば、なぜかやたらと親しみがわいてくるものです。お金も高級なものも名誉も何もほしがらず、ただただ飼い主に愛されることだけを望み、そしてその何倍も愛情を返してくれる世界一のわんこ...いや...親バカかもしれませんがきっと君はわんこじゃないのはわかってるんだよ。。。どれほど君に助けられて今まで生きてきたのか...グリがいなかったらとっくにもう小川カズはこの世にいなかったかもしれません...。膀胱炎だから違和感があってまだまだどこでもちっちしてしまうけど...いいんだよグ~タン...いっぱいしなさい。。。ただただ長生きさえしてくれれば。。。
僕にとってこの世で一番大切なのは君なんだからね。。。「長寿わんわん世界一」で絶対『ギネス』に登録させてあげるからずっと隣で寝んねしててね......愛する愛するグ~タン。。。
どうか神様!お願いします!僕はいつ死んでもかまわないのでそのかわり僕の寿命をグリに渡していつまでも元気でいさせてください!!いつまでもいつまでも。。。。。。

 

写真:
*いつも一緒でラブラブなふたり。。。(二度目の結石発覚前の元気なグリ!)
*一度目の手術で出てきたイガイガの大きな石ふたつ!こんな塊だと思ってなかったのでびっくりです。。。
*手術台の上で全身麻酔をかけられて横たわるグ~タン。かわいそうでかわいそうで...。(涙、涙...。)
*ちなみにサイズはレモンと比べてこんな感じ。グリのサイズから考えたら相当大きいから相当痛かったみたい...。(涙、涙、鼻水...。)
*こちらは今回二度目の手術で摘出された石ども。ご飯や飲み水から摂取されたカリシウム、マグネシウム、リンなどのミネラルが成分となって尿中のタンパク質と結合してできてしまうものらしいです。
尿道が短いうえ、地面に腹這いになりやすく膀胱内に細菌が侵入しやすいシュナウザー、マルチーズ、シーズー、ポメラニアンなどの犬種がなりやすいとの事。。。(ご注意を!!)
*手術後5日間入院してやっと退院してきましたがやはりまだ元気のない姫。。。(涙、涙、鼻水、涙...。)
*「パパ~」と何かを訴える目力も元気なし...そばにいるから早く元気になるんだよ。。。お前は世界一、頭のいいわんわんなんだからね。。。(マジで親バカというかバカ親ですみましぇん...。)